第1024話
おでん現る! 揺れる赤鞘の心!

宝物殿にて、何者かの手当を受けた赤鞘九人男。彼らの前におでんが現れる。思いもよらぬ再会に、我を忘れて感涙する一同。おでんは赤鞘たちそれぞれにねぎらいの言葉をかけ、いざカイドウを討ちに行こうと歩き出す。しかし、アシュラは目の間のおでんが本物であるはずがないと見抜き、おでんを殴り飛ばす。刀を抜いたアシュラは、おでんの顔にかすり傷を与える。するとその傷は紙が切れたようになり、血も出ない。一同の前に現れたのは、カン十郎だったのだ。カン十郎は、おでんを遠くから操りながら、自分自身はモモの助を狙い、廊下をひた走る。

一方モモの助はヤマト、しのぶと共に人目につかない場所を求めて逃走している。戦うことができない歯がゆさから、龍に姿を変えてしまうモモの助を見て、ヤマトは驚く。なぜそのような姿になってしまったのか、悪魔の実を食べた経緯を思い出すモモの助。やがて落ち着きを取り戻したモモの助は、屋上で戦うルフィが無事であることを告げる。ルフィはキッド、ロー、ゾロ、キラーと共に、カイドウ、ビッグ・マムを相手に戦っている。がむしゃらに突っ込んで行くだけでは触れることもできない。一同は、まずはカイドウとビッグ・マムを引き離すことに決める。