第995話
討入り! 受け継ぐおでんの意志

オロチの首を斬り、新鬼ヶ島計画をぶち上げたカイドウは磔台のモモの助に「お前がもし『光月おでん』とトキの息子じゃねェんなら、すぐに処刑をとりやめよう」と言う。ウソの名前を言えば助かると言われて動揺するモモの助。既に内部に潜入していたヒョウ五郎と親分衆たち、しのぶ、ナミ、キャロット、ウソップ、チョッパー、ロビン、ジンベエが心配しながら見守る。そんな中、モモの助を助けに向かうルフィ、その前にヤマトの錠を外そうとする。ヤマトは外せたら、念のために遠くへ投げて欲しいという。

カイドウが返事を迫った時、モモの助は母・トキの言葉、そしてルフィの言葉を思い出して、体の震えが止まった。そして父・おでんに名前の由来を聞いたことを思い出し、こう叫んだ。「モモは……天下無敵をあらわすことば！！　拙者の名は！！　光月モモの助！！！　ワノ国の将軍になる男でござる！！」怒ったカイドウはモモの助を処刑しようとするが、ちょうどその時ルフィが流桜を使ってヤマトの錠を外し、遠くへ投げた。その錠が大爆発し、爆風で吹き飛ばされるルフィとヤマト。そしてモモの助を処刑しようとしていたカイドウの手も止まったのだった。さらにそこへ討ち入りを敢行した錦えもんたち赤鞘の侍衆、「スナーーッチ」の掛け声と共にカイドウに刃を向ける！