第968話
海賊王誕生 到達! "最後の島"

ロジャー海賊団のクルーとなった光月おでん。彼は最後の島の場所を示すというロードポーネグリフを求め、ロジャー海賊団キャプテン、ゴール・Ｄ・ロジャーらと共に一路、故郷のワノ国を目指す。と、その道中おでんの妻、トキが倒れてしまう。おでんが船室に向かうとトキは荒い息で寝込んでいた。トキ、そしておでんとトキの子供達であるモモの助と日和はワノ国へ残ることになる。共にワノ国へ残るつもりだったおでんだが、トキに叱咤激励され冒険の続行を決意する。家臣である錦えもんらとの久しぶりの再会もつかの間、ロードポーネグリフの写しを手に入れると、おでんは足早にワノ国を後にした。ワノ国の異変を感じ、後ろ髪を引かれる思いのおでんだが、ロジャー達と共に最後の島を目指す冒険は彼の心を震わせるのだった。

次の目的地はイヌアラシとネコマムシの故郷、モコモ公国。モコモ公国に住む獣人、ミンク族に歓迎され、彼らの案内でロードポーネグリフを発見する。こうして最後の島へと続くすべてのロードポーネグリフを集めたおでんらロジャー海賊団は、モコモ公国を後にする。４つのロードポーネグリフが各々示す場所、その交点の中心に最後の島はある。最後の島の場所を突き止めたおでん達は、体調を崩したバギー、その看病を申し出たシャンクスを置いて、最後の航海へと出航した。そしてーー遂に最後の島へとたどり着いたロジャー海賊団。前人未到の大偉業を称えられ、キャプテンであるロジャーは『海賊王』と呼ばれるようになる。一方、ロジャー達と共に最後の島へとたどり着き世界の全てを知ったおでんは、そこで目にしたものを日記にしたためた。空白の１００年のこと……Ｄの一族のこと……古代兵器のこと……そして鎖国状態にあるワノ国がかつては世界と接していたこと……。本当にあった莫大な財宝を前にして、おでん、ロジャー、海賊団のクルー達、全員が大笑いで転げまわった。そしてロジャーはおでん達に最後の島にある名前を提案した。