第881話
動き出す 執念の新元帥サカズキ

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2年前、海軍本部と白ひげ海賊団との頂上戦争の戦場となり、壊滅したマリンフォード。しかし、すでに新たな拠点としてニューマリンフォードが築かれ、サカズキが新元帥となっていた。命令に従わず帰還した藤虎に怒るサカズキだが、理論武装され太刀打ちできないという報告を聞いて、さらに激高する。そして、マリージョアに大将、緑牛がいると聞くと、藤虎を見たら追い返すよう命令する。なおも怒りは収まらず、ルフィの手配書を握りつぶすサカズキ。八つ当たりされた黄猿もまた、ルフィの懸賞金15億ベリーを訝しがる。

海賊時代などあの日、自分たち海軍が終わらせたはずだったと忌々しそうに言うサカズキ。すべてはエースの公開処刑の時から始まったのだ。エースの危機を知ったルフィはハンコックの助けを借り、海底監獄インペルダウンに潜入した。数々のピンチを乗り越え、エースを探し、行く先々でバギーやボン・クレーらと再会、行動を共にする。そうはさせまいと所長であるマゼラン自らが立ちはだかった。そのすさまじい戦いの結果、渾身の一撃でマゼランに膝をつかせたものの、ルフィは大量の毒を浴びて瀕死の重傷を負ってしまう。

マゼランの毒により瀕死のルフィを救ったのは父、ドラゴンの仲間であったイワンコフだった。回復したルフィはエースの元へ向かうが、すでに連れ出された後、しかし、ルフィはそこでエースを知る海峡のジンベエから同行することを懇願される。イワンコフから白ひげに希望を託し、ここであきらめるよう説得されるが、ルフィは悔いが残ると言うと、エースの救出をあきらめなかった。そんなルフィのことを思い出していたセンゴクは、ルフィが行く先々で起こす奇跡を問題視していた。その最たるものが正義の門だというのだ。

絶対に開くはずのない正義の門。しかし、ボン・クレーの命がけの行動によって門が開いた。一緒に脱獄しようと説得するルフィだが、ボン・クレーの決意は揺るがず、捕えられるのを覚悟でルフィたちを脱出させる。そのころマリンフォードではエースの公開処刑を利用して白ひげを倒すべく、三大将、さらに王下七武海が集結していた。センゴクが海兵たちを前に、エースの父親がロジャーだと明かし、処刑を始めようとしたその時、白ひげのモビィディック号が突入する。そして、海軍と白ひげ海賊団の戦いが一進一退となる中、ついにルフィが駆けつけたのだった。

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脚本

冨岡淳広

演出

鈴木裕介

作画監督

久田和也

美術

吉池隆司

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