第865話
冥王直伝 カタクリ戦大逆転開始

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ミロワールドで熾烈な戦いを続けるルフィとカタクリ。先を読んで攻撃をかわそうとするルフィだが、よけきれず鏡に次々と激突してしまう。そのため各所でミロワールドと繋がっている鏡が割れる事態が続出、人々からはカタクリにこれだけの時間を使わせるルフィに対して不安の声が上がっていた。そのミロワールドで、カタクリとルフィの一騎打ちを密かに見ていた者たちがいた。ビッグ・マムの36女フランペとその手下たちだ。フランペは最愛の兄、カタクリにほめてもらおうと、ルフィの狙撃をくわだてていたのだった。

41人の兄のうち、40人が選んだベスト妹ーティスト賞を受賞した自分こそ、38人の妹の中で一番愛される存在だと自画自賛するフランペ。カタクリの素晴らしさを絶賛しながら、格下相手に手こずる姿は見たくないと、密かにルフィを狙撃させ、カタクリの手助けをして好感度をアップさせようとしていたのだ。そんなこととは知らず、攻撃が通じないまま、何度倒されようと立ち上がるルフィだが、カタクリに無理やり立たされた挙句、動きをすべて当てられてしまう。何度立ち上がろうと無駄だと言われ、ルフィは悔しさに咆哮する。

屈辱に耐えるルフィの脳裏にレイリーの姿が浮かんだ。そして、かつてレイリーに教えられた、攻撃には気配がある、やみくもに手を出すなという教えを自分に言い聞かせる。そのころ、ゼウスがやられ、ビッグ・マムが格下の相手に力づくで船から追い払われたことにおどろくペロスペローたち。サニー号ではブルックがゼウスを連れ帰り、ナミに引き渡していた。自分に雷を落とそうとしたゼウスに対して、ナミは優しそうな口調で自分のしもべになるか命を失うかを選ぶよう迫る。その迫力にゼウスはしどろもどろになっていた。

ルフィは修業の日々を思い出していた。猛獣たちとの修行は終わったが、レイリー相手の修行には苦戦するルフィ。そんなルフィに攻撃には意思があり、気配があることをレイリーは教える。そのことを思い出して、むやみに攻撃することを止め、目を閉じて自分の感覚をとぎすますルフィ。自分に言い聞かせて集中することで、徐々にわずかながらもカタクリの攻撃を避けられるようになっていく。カタクリの未来を予測、とっさにギアを発動したルフィの拳とカタクリの巨大な拳が激突するが、長くは続かず、圧倒的な力で痛めつけられる。カタクリは低確率だが、ルフィが自分と同じ未来を見ていることにおどろく。

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脚本

田中 仁

演出

鈴木裕介

作画監督

横山健次 福本泰子

美術

吉池隆司

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