第866話
遂に帰還 四皇を止める男サンジ

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わずかながらも見聞色により未来を読み、カタクリの攻撃に応戦するルフィ。だが、その確率はまだ低く、どこから攻撃が来るのか確実にはわかっていなかった。カタクリはルフィに無駄な抵抗をやめさせようと、すでに計画は筒抜けで、たどり着く前に他の兄弟たちの艦隊につぶされると動揺を誘う。しかしルフィは動じることなく、必ず自分は鏡の中から現れると言い返す。そのころ、ベッジの船ではケーキ最上段の飾りつけを忘れるという思わぬ事態が見つかったが、サンジのフォローで、ついにウェディングケーキが完成する。

これで仲間を救えるとプリンとシフォンに礼を言うサンジ。素直になれないプリンから心にもないことを言われながらも、それでも行かねばならないと決意するサンジ。それはミロワールドのルフィも同じだった。一方、総力戦でビッグ・マムを迎え撃つサニー号だが、四皇の力の前に追い詰められていく。ビッグ・マムを道連れに海へ飛び込んでもサニー号を守ろうとするチョッパーを威勢がいいと笑うと、ビッグ・マムはこれでも道連れにできるかと自分の体を炎で包んでしまう。この絶望的な状況の中、一隻の船が近づいてきた。

巨大なウェディングケーキを乗せ、ベッジの船がサニー号に接近してきた。ケーキの完成に喜ぶナミたち。ベッジはサニー号の被害状況を確認、船長不在でよく持ちこたえたと感心する。再現されたウェディングケーキを見たペロスペローはケーキを破壊するかどうか、究極の選択を突きつけられていた。ケーキが美味しければ食い患いの発作は止まるが、もしもベッジにより毒薬が仕込まれていれば国も海賊団は崩壊してしまうからだ。ベッジはサンジに取引はこれで終わりだと言うと、自分たちがケーキを受け取ることを申し出た。

約束通り、ケーキを食べるまで手を出さないが、後は自由にさせてもらうというベッジに、自分たちの任務はビッグ・マムをケーキで沈めることであり、好きにしろと告げるサンジ。姉シフォンとの別れを惜しむプリンは愛する人がいれば世界は変わるのだと、自分に素直になるよう後押しされる。ベッジの船はケーキを乗せリキュール島へ向かい、サンジはプリンと共にサニー号へ帰還した。再会を喜びながらみんなにベッジの思惑を話すサンジは、ペドロとキャロットの姿が見えないことに気づくが、誰も本当の事は言えなかった。そのころ、ミロワールドでは激戦に集中するルフィに、フランぺの魔の手が忍び寄る。

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脚本

米村正二

演出

上田芳裕

作画監督

出口としお

美術

白石美穂

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