合流先であるカカオ島を目指し、三方に別れて行動中の麦わらの一味。海上でケーキの完成を急ぎ、輸送するサンジとベッジ。四皇ビッグ・マムに乗り込まれたサニー号。そしてミロワールドではルフィとカタクリとの一騎打ちが続いていた。必死に心を落ち着け、カタクリの攻撃を読もうとするルフィだが、その隙すら与えられず追い詰められる。集中しなくてはと焦るルフィと反対に冷静さを取り戻したカタクリは正確にルフィの動きを読みダメージを与えていく。ルフィはあらためてカタクリの見聞色のスゴさを認めるのだった。
ビッグ・マムと対峙したジンベエはケーキがないことを教えるが、ペロスペローを嘘つき呼ばわりしたと激怒させてしまう。そして、振り下ろされた〝皇帝剣〟を〝梅花皮〟で受けとめるも海中へ飛ばされてしまう。高笑いしながらキャロットのいる船室を斬り付けるビッグ・マムは、ケーキを手にいれたらチョッパーもブルックも自分のものだと豪語する。しかも、ビッグ・マムの頭の炎は帆に燃え移り始めていた。嘘をついたら命はないと言われて震え上がっていたぺロスペローは、このまま船が燃えてしまえば誤魔化せると喜ぶ。
火を消そうにも水はなくうろたえるブルック。そのとき、海中から巨大な水柱が上がった。ジンベエの〝海流一本背負い〟がもたらした海水がサニー号の火事を瞬く間に沈下させる。ずぶ濡れのビッグ・マムと対峙したジンベエは、出ていけと言い放つと渾身の〝無頼貫〟を腹に叩き込む。ビッグ・マムがサニー号から吹っ飛び、追い出したと喜ぶナミたち。しかし、ジンベエはビッグ・マムはまたすぐに来ると言うと、ただちに脱出するよう指示した。その言葉通り再び接近したビッグ・マムはケーキを探すため、船を両断しようとする。
剣が伸びたとおどろくチョッパーたちに、船にいないだけマシだと再びブラックボールを餌にゼウスを利用しようとするナミだが通じない。逆に雷を落とされるが、それはナミでなくブルックだった。すでに一度破れたことをバカにされながらブルックはビッグ・マムに挑み、乗っていたゼウスを真っ二つにする。すべてはナミとブルックの作戦だったのだ。一方、熾烈な戦いを続けながら、ここまで自分と渡り合ったことを褒めてやるとルフィに告げ、とどめの一撃を放とうとするカタクリ。いまだ先の見えない戦いを続けるルフィだったが、俺の未来は俺が決めるとカタクリの攻撃を迎え撃つのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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中島 豊
- 作画監督
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北崎正浩
- 美術
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白石美穂