第632話
危険な恋 踊り娘ヴァイオレット

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コリーダコロシアムでは司会者がバトルショーのルールを説明していた。挑戦者たちは各ブロックに分かれて戦い、勝ち上がって挑戦権を得た後、セニョール・ピンク、デリンジャー、ラオ・G、マッハバイス、そしてコロシアムの英雄Mr.ディアマンテらと戦って勝たねばならない。その姿がスクリーンに映り観客たちは熱狂する。一方、ドフラミンゴがメラメラの実を手に入れたことを聞き出したルフィは誰にも渡さないと決意していた。フランキーからチャンスを逃すなと後押しされ、ルフィはバトルショーへの出場を決める。

秋水を取り戻そうとやっきになって妖精を追うゾロ。そのゾロを追いかけていたサンジだが、偶然出会った美女ヴァイオレットの情熱的な踊りとその美しさのとりこになってしまった。ヴァイオレットの投げたバラを受け取ったサンジはのぼせ上がり、いつの間にかゾロを見失う。周りがカップルばかりだとぼやいて、ロビンとナミが自分を好きになってくれないかと都合のいいことを考えていたところにヴァイオレットが現れ、サンジに自分を抱きしめてほしいと懇願した。サンジはおどろき、言葉も出ないままされるがままになる。

追っ手の目をごまかしたが、興奮したサンジは鼻血を出し床に膝をついてしまう。心配そうなヴァイオレットに見つめられ、サンジは恋をしてしまったと告白する。おどろき、自分は恋を捨てた女だとサンジから身を離したヴァイオレットだが、追われていた理由を聞かれ、恋がこじれて男を刺してしまい、警官に追われていたと明かした。そして自分を責めながらも、問題ないと受け入れてくれたサンジを好きになってしまうと言い、さらにおどろくべきことを口にする。自分を隣町まで護衛して、ある男を殺してほしいというのだ。

ひとまず食堂の厨房へ入ったサンジは、お粗末さをなじり、殴り掛かってきたコックたちを蹴り飛ばすとヴァイオレットのため特製料理を作る。一方、コロシアムへ来たルフィたちは警察に追われる片足の玩具の兵隊、雷兵と遭遇した。コロシアムには海兵、警察が入れないという法律を盾に取って逃れた雷兵に、指名手配の玩具がいるのかと呆れるフランキー。変装したルフィたちを老人だと思い込み、笑わせようとする雷兵だが、フランキーに本当は真面目だと指摘され赤面する。やがてバトルショーの呼び込みが終了間際となり、フランキーにうながされたルフィは出場を申し込んだ。

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脚本

菅 良幸

演出

所 勝美

作画監督

横山健次

美術

白石美穂

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