優勝賞品となったメラメラの実を手に入れるため、コリーダコロシアムで行われる剣闘会に出場することにしたルフィ。単独行動になるルフィが無茶をしないか心配したフランキーは絶対に名前を明かさないよう念を押すが、登録する際に思わず本名を書いてしまいそうになる。結局、ルーシーと名前を偽ったルフィは、係員に案内されて一人で控室に向かう。その姿を見送るフランキーは、何故か落胆していた片足の兵隊に声をかけた。何か知っていると思ったフランキーは工場について聞いてみると。片足の兵隊はあわて始めた。
謎の女ヴァイオレットと行動を共にすることになったサンジ。ヴァイオレットの魅力にメロメロで、もはや掌の上だ。一方、案内されて選手控室に入ったルフィ。殺気渦巻く中でも飄々としているその姿を見て、選手の一人であるスパルタンは怒って因縁をつけてきた。いきなり殴ってきたスパルタン。その攻撃を軽々とかわしたルフィは、反動を利用して投げ飛ばした。その一撃でスパルタンは床にめり込み、完全にKOしてしまう。大多数の選手はそれを見ておどろくが、何人かの実力者は冷静にルフィの実力を見聞していた。
やがて騒ぎを知った係員が現れ、暴行を働いたとしてルフィに失格を告げる。しかし、傍にいた八宝水軍のサイとブーが、騒ぎを起こしたのはスパルタンのほうだとルフィを弁護した。サイとブーに礼を言うルフィ。その光景を見ていた選手たちは、ほかにも多くの実力者たちがこの戦いに参加していることに気づきおどろく。その実力者の一人、ダガマは語る。メラメラの実は、国家間の戦争をも左右する一大兵器と一緒だと。それゆえにこの戦いは単に個人の思惑だけでなく、国家間が覇を競う熾烈な戦いになっているというのだ。
そのころコロシアムでは、一回戦Aブロックのバトルロイヤルが始まっていた。137人いるAブロックの予選を抜けることができるのは最後に勝ち残った一人だけ。その一人を決めるため、選手たちは激しく戦いを繰り広げる。一方、ルフィは一面に並べられた武器に目を輝かせていた。ここにある武器防具ならどれでも使用できると聞いて、喜々として鎧や兜を試着するルフィ。そんなルフィに防具には重量制限があると教える一人の男。女性係員がその美しさに目を奪われ次々倒れていくほどの美貌の持ち主。彼こそは海賊貴公子の異名を持つ美しき海賊団船長・キャベンディッシュだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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米村正二
- 演出
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えんどうてつや
- 作画監督
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島貫正弘
- 美術
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吉池隆司