第631話
熱狂渦巻く コリーダコロシアム

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有り金すべてを賭けて最後の勝負に出た盲目の男。周囲が固唾を飲み見守る中、ルーレットが回り、白に賭けた盲目の男が勝利する。手下たちはまたしても黒だと騙しにかかるが、ルフィが男の勝ちだと指摘する。余計なことを言うなと手下たちが脅し、店内は騒然となるがルフィは気にしない。しかし、面子をつぶされた手下たちは収まらず一斉に襲い掛かかってきた。盲目の男はルフィを下がらせ、先ほどまでとは打って変った表情になり、刀を抜くと次々と手下たちを斬り捨てる。そして次の瞬間、手下たちに異変が起こった。

すさまじい圧力で手下たちは身体を床に這いつくばり、激痛に悲鳴を上げる。さらに床に大きな亀裂が走り、地面にできた巨大な陥没に落ちていく。刀を抜き、鞘に収まるわずかな間の出来事に、ただ者ではないとおどろくゾロ。盲目の男は店主に店を壊した詫びを入れると請求先を教えて店を後にする。ルフィは男の強さに感心し、何者なのかと尋ねるが、男は知らないほうがいいこともあると名乗らないまま去ってしまう。まもなく店の中で客の持ち物が突如として消えてしまい大騒ぎになり、ゾロも秋水を盗まれたことに気づく。

血相を変えるゾロと慌てふためく錦えもん。傍にいた玩具から、物が無くなるのはこの国の守り神といわれる妖精の仕業で、大目にみるようにと説明される。当然、納得するはずもなく、ゾロと錦えもんは秋水の所有をめぐり激しい言い争いをする。布包みと秋水が窓枠に引っかかっているのを発見したゾロは、奪い返すそうと窓をブチ割って飛び出して後を追った。ここで迷子になられてはたまらないとサンジが、錦えもんもそれに続く。面白そうだと出て行こうとするルフィだが、フランキーから名案を思い付いたと止められる。

帽子を飛ばされ、ゾロを見失ってしまう錦えもん。それを物陰から誰かが見ていた。一方、フランキーとルフィはドフラミンゴの手下から、捕らわれた侍とスマイルの工場の場所を聞き出そうとする。強がる手下だが、フランキーの力を見せつけられ、あっさり話し始めるが、侍の居場所はおろか、スマイルの存在すら知らなかった。それを知る幹部クラスはコロシアムに出払っているという。一方、コロシアムへは続々と人々が集まっていた。その観客たちの前に優勝賞品が披露される。ルフィも手下の口からドフラミンゴが用意した、ルフィが欲しがるものが、兄エースの形見ともいえるメラメラの実であることを知る。

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脚本

米村正二

演出

細田雅弘

作画監督

新垣重文

美術

吉池隆司

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