ドクロドーム屋上でカイドウに一騎打ちを挑むヤマトは、光月おでんへの憧れを口にし、少年時代を思い起こす……。約20年前。手錠を付けられても大暴れで抵抗していた少年ヤマトは、カイドウの怒りを買い、暗い岩屋の中に閉じ込められる。その岩屋には、おでん亡き後、カイドウに立ち向かったとされる屈強な侍3人も幽閉されていた。空腹で元気のないヤマトと侍達の前にカイドウは、刀と一人分の定食を用意し、殺し合いをさせようとする。しかし、侍達は、「侍は腹など空かぬものだ」と、ヤマトに定食を差し出す。ヤマトは侍達の行動に感謝し、涙ながらにそのご飯を食べる。侍達はカイドウに敗れていた為、名前を名乗らず、『某(なにがし)』を自称する。
数日間を共に過ごす中、ヤマトは、大事に持っていたおでんの航海日誌を読んでくれないかと侍達に懇願する。侍達に日誌を読んでもらったヤマトは、その大冒険をイメージし、外海への思いをさらに募らせる。しかし、岩屋の中で徐々にヤマトは衰弱していく。それを見た侍達は刀を手に、「拙者達は、おぬしをここで〝死なせぬ〟事で、未来の戦に参戦いたそう」と、岩戸を一閃するのだった……!それらを思い起こした現在のヤマトは目の前のカイドウに勇敢に立ち向かい、二人同時に雷鳴八卦を放つ!!
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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田中亮輔
- 作画監督
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横山賢二
- 美術
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土居ゆりの