第973話
釜茹での刑 おでん決死の一時間

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釜茹での刑を前に、おでんは、「十人全員で釜に入る」と宣言する。その代わり、皆で一時間耐え抜いたら「解放してくれ!!」とオロチとカイドウと約束を交わす。おでんは、覚悟を決め、煮え滾る油釜に入る。余りの熱さに絶叫するおでん。錦えもん達も急いで後に続こうとしたが、彼らの乗った橋板をおでんは担ぎ上げた。なんと、おでんは、9人の侍達を抱え上げたまま、一人で、熱油の釜に入り続けようとする!!
無謀なおでんの行動に動揺し、焦る侍達。しかし、動くこともできない……。
その光景を見ていた見物客の町民達は、「バカ殿」と罵る。しのぶはその言葉に怒り、おでんの行動の真意を説明する。

オロチは、幼少期に『黒炭家』の血筋と言うだけで、迫害されていた。その恨みから、大名達を騙し、将軍の座に就き、ワノ国を滅ぼそうとしていたのだ。さらに、オロチ城の奥の部屋には、カイドウへの〝貢ぎ物〟として、大量の武器と誘拐された数百人もの人々がいた……。その事を知ったおでんは、オロチから、毎週定時刻に『黒炭家』への謝罪の〝裸踊り〟をすれば、一回踊るたび、人質100人を解放すると条件を突きつけられる。さらに5年後には、オロチとカイドウは国を出て行くと約束していた。
その約束を信じたおでんは、国と人々の命を守る為、裸踊りを続けていたのだ。

詳細情報

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脚本

中山智博

演出

伊藤聡伺

作画監督

新垣重文

美術

黄国威

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