第910話
伝説の侍　ロジャーが惚れた男！

錦えもんはルフィたちに真相を語る。モモの助の父・光月おでんはかつて花の都を追放され、当時は無法地帯だった九里へとやって来た。おでんはならず者たちをまとめ上げ、立派な九里の町を築いた。破天荒ながらも町民すべてに愛されていたおでんの逸話の数々に、興味津々のルフィたち。同じ頃、九里の海岸に到着したイヌアラシもおでんに思いをはせていた。一方、ルフィたちとはぐれてしまったゾロは船着き場を見つける。錦えもんの話は続き、おでんは黒炭オロチとカイドウの陰謀で罪人に仕立てられ処刑されたとルフィたちは知る。

錦えもんたちは命がけで処刑場から脱出し、おでん城へたどり着くが、城はカイドウによって火が放たれていた。炎上する城内で、錦えもんたちはおでんの妻トキと息子のモモの助、モモの助の妹日和と再会する。トキはモモの助を錦えもんに託すと“トキトキの能力”を使い、錦えもんたちを２０年後の世界へと逃がす。調査のためにワノ国を歩き回った錦えもんたちは、この２０年で何もかも変わってしまったと気づくのだった。