第894話
必ず来る ワノ国のエース伝説!

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何故、狒々に追われていたのか、お玉に理由を尋ねたルフィ。聞けば、町まで買い物に出た帰りにカイドウの手下に見つかり、持ち物をすべて奪われてしまったというのだ。ルフィに助けてもらったお礼をするため、自分の家でごちそうさせてほしいと申し出るお玉。サニー号を岩場へ隠し、ルフィは師匠と二人暮らしだというお玉の家に到着する。

ルフィにご飯を振る舞うお玉は、自分のお腹が鳴ってしまうと、外に出ていった。そこへお玉の師匠、天狗山飛徹が戻ってくると、ルフィが米を食べたと知って怒り出す。お玉は何日も米を食べていなかったのだ。恩人に恥をかかせないでほしいと飛徹を止めたお玉は、突如倒れてしまう。実は空腹を堪えるため、汚染された川の水を飲んでいたのだ。何故、ここを出て行かないのかと聞くと、お玉はエースを待っているのだという。

ルフィがエースの死を告げると、お玉は驚いて泣きじゃくり、そのまま気を失う。そして飛徹もまた、人を待っていると話し始めた。かつて、ここには編笠村という村があったが、カイドウの軍に真打ちとして加入したドレークにより、すべてが破壊されたという。ワノ国で栄えているのはオロチのいる花の都だけで、他の土地はカイドウたちの手によって無法の荒野と化したのだ。

4年近く前、編笠村では貧しさから餓死する者もしばしばいて、村はもうダメかと思われた時、エースの乗った海賊船が流れ着いた。村人は弱った海賊たちを縛り上げ、船から食糧を奪い、それを分け合って食べて、命をつないだというのだ。村人たちが食糧を完食したことを見届けたエースは、自らの拘束を簡単に解いてしまう。人々は仕返しされると怖れるが、エースはお玉にデザートを取りに行くと言ったのだ。あっけにとられた村人だったが、それからしばらく村にいたエースに、お玉はよく懐いていたという。エースの話を聞けたことに想いをはせるルフィ。一方、ルフィのもとへカイドウ配下となったホーキンスが向かっていた。

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脚本

田中 仁

演出

小牧 文

作画監督

五十内裕輔 中谷友紀子

美術

本間禎章 黄国威

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