パンゲア城、虚の玉座へと案内されたステリー。その玉座を見て、欲望にかられ座っていいのかと神官に尋ね、厳しくとがめられる。虚の玉座には誰も座ることを許されず、それこそが各国の王が平等で、独裁の欲は持たないという誓いだというのだ。さらに玉座を守る20本の武器はこの世界を創造した最初の20人が立てた誓いを表し、世界最高の権力者である天竜人の最高位が五老星であるように、たった一人の王などいないと説明され、誓いを立てることを促されたステリーだが、王座に座れば支配者になれるとうわの空だった。
ビビ、レベッカたちと楽しいひとときを過ごしていたしらほしだったが、ペットにしようと乗り込んできたチャルロス聖により捕えられてしまう。周囲が騒然となる中、しらほしを助けようとするビビとレベッカ。しかし天竜人に逆らえば国を滅ぼされると止められてしまう。ルフィの友達を助けるのだとレオが飛び出し、サイも後に続くがCP0のロブ・ルッチによって地面に叩き付けられる。世界政府直属の秘密機関CP、その最上級機関がイージス・ゼロであり、ルッチと共に現れたメンバーの中にはカク、ステューシーの姿もあった。
ルッチとカクは、かつてエニエス・ロビーへと連行されたロビンを巡って、麦わらの一味と戦ったという因縁があった。CPに連れ去られたロビンを奪還するため、ルッチと激しい戦いを繰り広げるルフィ。ギア2、ギア3と、戦いの中で進化した技を駆使し、死闘の末、ようやくルフィはルッチに勝利する。そして、無事に救出されたロビンは麦わらの一味の元に戻ったのだった。この戦いでルフィに敗北したルッチはしばらく行方知れずとなっていたが、いつしかCPへと復帰を果たし、現在では最上級のCP0へと上り詰めていたのだ。
天竜人こそこの世界を創造した神であり、望むなら差しだすのが当然だと告げるルッチ。そんな理屈が通るものかと詰め寄るビビに、ルッチは神が通す必要などないと言い放つ。ビビの優しさに感謝しながら、もはや力づくでしらほしを奪い返し、海底へ戻ろうとするネプチューン。チャルロス聖はルッチにネプチューンを始末するよう命令する。しかし、割って入ったミョスガルド聖がチャルロス聖を殴り飛ばし、ルッチたちを下がらせた。ミョスガルド聖は周囲を騒がしたことを詫び、10年前、魚人島に漂流、オトヒメ王妃に命を救われたと言い、ネプチューンと再会できたことを光栄だと告げるのだった。
詳細情報
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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細田雅弘
- 作画監督
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横山健次
- 美術
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白石美穂