第884話
会いたい ビビとレベッカの想い

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護衛の兵士になりすまし、王族たちのボンドラに乗り込むことに成功したサボ。まもなくボンドラはレッドライン頂上付近に着港するが、マリージョアまでは前方に続く長い階段を上らねばならず、しらほしたちは歩かずにすむようにトラベレーターの連結棒を渡された。しかし、嫌な気配を感じたフカボシはしらほしが見たがっていた森を理由に、ネプチューンに風景を楽しみながら歩いていくことを提案する。やがて、ほかの王族たちを乗せたトラベレーターが動き出すが、その動力は地下で働かされていた奴隷たちだったのだ。

世界会議出席の王族たちでにぎわう中、結婚相手にと息子を売り込む王族たちに囲まれたしらほしはタイプでないと答えてしまい、面子をつぶされたと騒ぎになりかける。何とか兄たちがうまくごまかし、しらほしはその場を離れる。一方、ルフィの名をきっかけにレベッカと意気投合したビビは、祖国アラバスタがルフィたちに救われたことを話し始める。王女であるビビはかつてルフィたちと共に航海をした仲間で、王下七武海の一人、クロコダイルの策略で国王軍、反乱軍の争いが起こって、アラバスタは危機的な状況にあった。

アラバスタ乗っ取りに動き出したクロコダイルとバロックワークスの幹部たち。ルフィたちも応戦、すさまじい激闘の末、幹部たちに勝利する。そしてビビは誰も死なせたくないと内戦を止めようとするが、クロコダイルにバカにされた挙句、城壁から落とされてしまうが、間一髪でルフィに救われる。こうしてクロコダイルと対決したルフィは、ゴムゴムのストームで戦いに決着をつける。もう戦いは終わったのだと人々に向かって叫ぶビビ。かくしてアラバスタに平和が戻るが、その功績はすべて海軍が行ったことにされてしまう。

アラバスタを離れるルフィたちは、どうしたらいいか悩むビビに、明日、東の港に一瞬だけ船を止めると言って去っていった。翌日、岸壁に姿を見せ、国を愛しているから一緒に行くことはできないと、ビビはルフィたちに別れを告げる。それでももう一度会えたなら仲間と呼んでくれますかと涙ながらに尋ねるビビに、ルフィたちは左腕を上げ、かつて左腕につけた仲間の印を見せて応えたのだった。そんなビビとレベッカの会話から、ルフィの名前を耳にしたしらほしが話しかけてくる。それぞれルフィによって救われた3人が顔を揃え、その思い出を語り、また会いたいと強く願うのだった。

詳細情報

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脚本

中山智博

演出

中島 豊

作画監督

伊藤公崇 井上栄作

美術

白石美穂

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