第878話
世界驚愕 第五の海の皇帝現る!

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モルガンズによって、ルフィと四皇ビッグ・マムとの戦いは瞬く間に各地へと広まった。その記事を見たシャンクスは幼い頃のルフィを思い出す。海賊に憧れ、一緒に連れていってほしいとシャンクスに頼むルフィだったが、子供だからと取り合ってもらえない。さらに山賊に酒をかけられても気にも留めないシャンクスの真意がわからず、怒ったルフィは、腹立ちまぎれに置いてあった悪魔の実を食べてしまう。それに気づいたシャンクスが吐き出させようとするがすでに遅く、ルフィは泳ぐことのできないゴム人間となってしまった。

シャンクスをバカにされたことが許せず、一人で山賊と戦ったルフィだが叶うはずもなく、危ないところをシャンクスに救われる。そして、普段は陽気な海賊たちが山賊たちを一瞬で倒す。しかし、手下を失った山賊により、ルフィは腹いせに海へ突き落されてしまう。そこに現れた近海の主からルフィを救うため、シャンクスが左腕を失った。村を離れるシャンクスに自分で仲間を見つけ海賊王になるというルフィ。シャンクスは帽子を預けて、いつか返しに来るよう約束する。10年後、成長したルフィは近海の主を退けて船出した。

サニー号ではいつの間にか服のポケットにあったレイドスーツを巡り、騒ぎになっていた。自分たちも変身しようとするチョッパーとルフィだが、サンジに取り上げられてしまう。科学の力を借りてまで強くなろうと思わないと言うサンジに、ナミが自分の天候棒が空の科学とウソップの技術の融合だと言うと、天候棒からゼウスが現れた。ビッグ・マムへの忠義より食欲を優先したのか、ナミのしもべになったのは自分のほうが早いと言うサンジに、ゼウスは自分がいるのはナミが肌身離さずつけているタクトの中だと譲らない。

新聞が届き、そこに事件の主犯がルフィだと書かれていておどろく一同。サンジは懸賞金が上がっているのを喜ぶが、その理由がヴィンスモークの名によるものだと知って落ち込む。一緒に何故か落ち込むルフィ。一方、リュウグウ王国ではネプチューンと兄たちと一緒に、しらほしが世界会議参加を決意する。すでに新聞ではルフィが7つの海賊団を配下に、5千人の部下を持つ大船長だと伝わっていた。エースに続き革命軍参謀長サボを義兄弟に、頭脳作戦でビッグ・マムの城を破壊、幹部二人を倒したルフィが5番目の海の皇帝だというのだ。もてはやすような記事に怒るサカズキ。はたしてシャンクスは何を思う…

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脚本

米村正二

演出

中島 豊

作画監督

伊藤公崇 井上栄作

美術

白石美穂

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