第854話
土竜の脅威 ルフィ沈黙の戦い!

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ルフィの指示に従ってサニー号すべての鏡を壊し、間一髪、ミロワールドからの火矢を防いだナミたち。一方、カタクリを相手に苦戦中のルフィに鏡を使ってチョッパーが呼びかけてきた。カタクリたちに気づかれないようその場を離れたルフィが状況をたずねると、チョッパーはジンベエによってサニー号と仲間たちが救われたことを伝える。全員の無事と船内の鏡が割られたことに安心するルフィに、鏡がなくてどうやって戻るのかと半ば呆れながら、ナミはサニー号がサンジたちのいるカカオ島に向かっていることを説明した。

カカオ島への到着は10時間後の深夜1時ごろの予定で、それまでに相手を倒し、カカオ島へ通じる鏡を探して合流するよう説明されたルフィだが、追ってきたカタクリのモチに捕まってしまう。どうしたのかと心配する仲間たちに、痛みを堪えながら無理やり笑いかけ、とっくに着いて待ちくたびれそうだ、早く来いと豪語するルフィ。ウソだと知らず、サニー号の出航準備が進む中、ジンベエだけがルフィの異変を察する。先を読み、ルフィに引導を渡そうと迫るカタクリに、ルフィはこんなところで死んでたまるかとにらみつけた。

高波で沈んだはずのサニー号の行方がわからず、どこかに生存しているのではないかと疑うニワトリ伯爵に、ナワバリウミウシの監視を潜り抜け、さらにビッグ・マムと子供たちの追跡から逃れるのは不可能だと言い、今頃はジェルマ王国の陥落も時間の問題だと余裕のモンドール。劣勢のルフィを前に調子に乗ったブリュレはカタクリを生まれてこの方、一度も地面に背をつけたことのない超人だと褒め称え、さらに、気高く冷静で強く完璧な人間であるカタクリとルフィが戦おうなどおこがましいとバカにして、ルフィを怒らせる。

うるさいブリュレを追い払おうと攻撃を仕掛けたルフィの腕を止め、カタクリはにらみつけた。そして、怒りをあらわにしてルフィの腕を振り回して壁に叩きつけ、愛用の槍、土竜で一突きにしようとする。どうにか逃れて反撃に出たルフィ。その間、ブリュレは盗み聞きしたルフィとナミたちの会話をペロスペローに報告していた。サニー号が無事だと聞いておどろくペロスペローだが、目的地がカカオ島なら、これを利用して自分のウソを誤魔化せるとほくそ笑む。闘志をむき出しにして渾身の一撃をカタクリに向けたルフィと、カタクリのモチが激突する。やがて業を煮やしたカタクリの土竜がルフィを襲った!

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脚本

中山智博

演出

伊藤聡伺

作画監督

島貫正弘

美術

白石美穂

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