ルフィは作戦の鍵となる大役を引き受けた。そして、危険だと心配するナミたちをよそに、派手な登場の仕方を思いついて笑う。そんなルフィに写真を割るタイミングが重要だと念押しするベッジ。プリンの銃声を合図にルフィが写真を割り、そのショックでビッグ・マムが奇声をあげた隙に、ルフィたちが混乱に乗じてジャッジたちを助け出し、耳栓をしたベッジたちがビッグ・マム暗殺を実行する。そのすべてを10秒以内に終わらせ、逃走用にシーザーが用意した鏡の中へ飛び込み、ミロワールドを利用して各自の船へ逃げる作戦だ。
銃撃されたボビンを前に怒り心頭のモンドール。ルフィたちの仕業かと疑うが、アマンドはルフィとナミはすでにオペラによって始末されたはずだといぶかしがる。しかし、町はずれでサンジを見たとの報告を受けたモンドールは、ルフィとの関係を疑ってサンジの部屋へと向かう。間一髪、部屋へ戻ったサンジは、うろたえていたナス兵に口裏を合わさせてこの場を切り抜け、挙式の準備があるからとモンドールを追い返す。ナス兵から今までどこに行っていたのかと聞かれたサンジは、プリンの元に行っていたと言いつくろうのだった。
プリンとサンジの結婚式を前に国中が喜びに沸く中、ビッグ・マムの寝室では騒ぎが起こっていた。すり替えられたことに気づかず、動かないガイコツを手にブルックが死んだとビッグ・マムが泣き叫んでいたからだ。しかし、ゼウスたちから、もうすぐ結婚式でウェディングケーキが食べられると慰められ機嫌を直す。一方、東の入江ではアラディンたちが出航準備を進めていた。アラディンに勝手に国を出ていくのはビッグ・マムに対する裏切りだと怒鳴るペコムズだったが、ジンベエが感謝していたと聞いて黙り込んでしまう。
ルフィたちとジンベエが合流するちょっと前の出来事。ジンベエはビッグ・マムに謀反を起こすことをみんなに告げていた。一度は仁義を通そうとしたが、ルーレットの文字数が犠牲となる仲間の数だと見抜いたからだ。アラディンに、各島から船が集められナワバリが手薄になっているから騒ぎが起きたらそれを利用して脱出するよう伝えるジンベエ。納得しないアラディンだったが、ジンベエの覚悟に脱出後は魚人島へ戻り、ビッグ・マムの報復から故郷を守ると約束するのだった。そして現在、結婚式のため会場へ移動するジャッジたち。各自の思惑が交差する中、地獄のお茶会が開宴しようとしていた。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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米村正二
- 演出
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小山保徳
- 作画監督
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伊藤修一
- 美術
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吉池隆司