ジンベエからベッジと手を組むことを持ちかけられたルフィは、確かに今は争っている場合ではないと会うことを承諾する。そして、島の北西にあるベッジのアジトで合流することになった。一方、ヴィトからサンジを追っていたボビンを狙撃したとの報告を受けたベッジは、ジンベエの提案を受け入れた理由は余計な敵を増やさないためで、いけ好かないときはここで消すと豪語する。その頃、ホールケーキ城の巨大キッチンでは総料理長シュトロハイゼンが部下たちを指揮して、お茶会のためのウェディングケーキを作っていた。
ベッジに撃たれ、鮫のエサになるところを魚人たちに救われたペコムズ。大怪我を負っていたが、ジンベエがベッジの裏切りをビッグ・マムに伝えたのか気になり、自ら乗り込もうとする。身体の回復を理由にアラディンたちに引き止められるが、その様子にペコムズは不信感を持つ。一方、ベッジのアジトに到着したサンジとルフィはヴィトの出迎えを受け、仲間たちもすでに到着していると教えられた。風呂上りでくつろいだチョッパーと再会したルフィは面食らうが、ヴィトからベッジは汚い格好の奴とは会わないと言われる。
ナミから姉ローラの話を聞き、その無事を涙を流して喜ぶ双子の妹シフォン。そして、巨人族から嫌われていたビッグ・マムが、巨人族の王子ロキがローラを見初めたことから、その結婚に執着していたことを語り始めた。これで『エルバフ』の強力な軍隊も手に入ると喜んでいたが、結婚を嫌ったローラに逃げられてしまう。代わりにシフォンを差し出すが見抜かれてしまい、より巨人族とは険悪な仲になってしまった。そのため、ローラは今も犯罪者扱いされ、顔の似ていたシフォンも八つ当たりで痛めつけられていたというのだ。
もうビッグ・マムを母とは思えないというシフォンは、ベッジから暗殺の件を聞いても何も感じなかったと、その心情を語った。ルフィたちを置いて一足先に風呂を出たサンジは、廊下でナミと再会する。ナミを怯えさせたことで言葉をかけられないサンジだったが、次はないと許しの言葉をかけられて小躍りして喜んだ。ブリュレから暗殺などバカなことは考え直せと説得されるシフォンだが、自分の家族はベッジとベッツだけでいいと、その決意は固い。そして、ようやく会談が始まった。まずベッジは、ルフィに手を組むかどうかから始めようと切り出す。ビッグ・マムのお茶会まであと3時間30分だった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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三浦希紗
- 演出
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上田芳裕
- 作画監督
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新垣重文
- 美術
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吉池隆司