ようやくサンジが麦わらの一味に戻った。ナミがジンベエに助けられ、今も一緒にいると聞いて安心するサンジだが、本心ではないとはいえ、怖い思いをさせたことを後悔する。一方、ミロワールドではチョッパーたちが鏡のかけらを使ってルフィに呼びかけていた。その声を頼りに鏡のかけらを見つけたルフィから、サンジも一緒だと聞いて喜ぶチョッパーたち。ルフィもみんなの無事と、ブルックが“歴史の本文“の写しを手に入れたことを伝えられる。そしてルフィは、サンジは自分たちのもとに戻れないことをみんなに話した。
ショックで一瞬言葉を失う仲間たちだが、ビッグ・マムのお茶会をつぶし、家族を救った後でサンジが戻ると聞いて安堵する。みんなを危険にさらしたくないと止めようとするサンジ。しかし、ナミから必ず帰ってきてもらうと言われたことから誤解して舞い上がってしまう。ジンベエはレイジュを助けたいというルフィに賛同しながら、お茶会を壊せばただではすまない、『四皇』の一人を敵に回すのに、こちらは戦力不足だと指摘する。さらにそれとは別の話だと前置きして、カポネ・ギャング・ベッジを知っているかとたずねた。
ベッジについて語り始めたジンベエ。出身である西の海の裏社会を牛耳る5人のマフィアの一人で、ギャングの呼び名は若い頃の名残だったという。無抵抗の生物を痛めつけて弱るのを眺めて喜んでいたと聞き、ルフィは酷い話だと憤る。ギャングとなってからは復讐者に狙われても鉄壁の城で返り討ちにし、海へ出てからも名だたる海賊団の船長たちの首を取って名を上げていたという。海でも追われる身となったがビッグ・マムの傘下に入り、働きを認められてルークの称号を与えられ、今回のお茶会の護衛を任されたというのだ。
そのベッジの本当の狙いは、結婚式を利用してビッグ・マムの首を取ることだというジンベエ。サンジは結婚式が陰謀まみれであることにおどろく。ジンベエはさらにペコムズがベッジに協力することを断り、口封じのため銃で撃たれて鮫のエサにされるところだったが、そこを魚人海賊団の仲間たちが救い、今は療養中だと説明した。ペコムズが生きていたことに胸をなでおろしながら、撃ったベッジを許さないと怒るルフィに、なんとジンベエはベッジと手を組めと提案する。その言葉におどろく一同。その数時間後、最悪の世代の二人、ルフィとベッジによる話し合いが行われようとしていた。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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所 勝美
- 作画監督
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出口としお
- 美術
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白石美穂