第812話
城内潜入 奪え!ロード歴史の本文

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結婚式を明日に控え、仲間たちの無事を祈るサンジ。一方、『怒りの軍団』と激突したルフィだったが、複数の能力者たちを相手に力尽き倒れてしまう。帰還する『怒りの軍団』によりホールケーキ城へ連行されるルフィとナミ。意識を取り戻したルフィは、モンドールの能力により本の牢獄の中へ閉じ込められているのに気づいた。脱出しようとするが両手を固定され、囚人図書室の本の中に閉じ込められてしまう。そのころ反撃を開始したチョッパーたちも、偽者たちを相手に苦戦しながら、この場を脱出する方法を思いついていた。

霊魂となって『宝物の間』へ入り込んだブルックは、タマゴ男爵がスムージーに“歴史の本文”について説明するのを目撃した。そして、ビッグ・マム海賊団が“ロード歴史の本文”1つ、“歴史の本文”2つを所有していることを掴む。タマゴ男爵は5年前、“歴史の本文”を盗もうとしたペドロが再び島へ潜入していることを告げ、“歴史の本文”を守り抜くのだと話す。ペドロと合流したブルックはルフィが海賊王になるためにここで“歴史の本文”を手に入れる必要があると判断、危険は伴うがペドロに囮になってほしいと頼む。

再びブリュレに捕まったチョッパーとキャロット。煮えたぎる大鍋の上に吊るされ、キャロットはパニック状態におちいる。何とか思いとどまらせようとミンク族はウサギではない、食べても美味しくないと説得するチョッパーだが、勝利を確信したブリュレは耳を貸さない。抵抗しても無駄、チョッパーもビッグ・マムの珍獣コレクションになると言われる。抵抗するのをあきらめたかに見えたチョッパーだが、捕まる際にヘビーポイントの状態で縛られており、再び変身して逃げ出せるように時が来るのをじっと待っていたのだ。

お茶会を終え、上機嫌でジャッジたちを図書室へ案内したビッグ・マム。自慢の珍獣図鑑を披露するが、ジャッジから多種多様な民族の住むこの国で、巨人族の姿を一人も見かけないのは何故かと聞かれる。僅かな沈黙のあと、ビッグ・マムはただの偶然だと切り返し、部下の報告を受けるとその場を後にした。そして、ぺロスペローにより、電伝虫を通じてビッグ・マムと対面したルフィ。今すぐここを出せと怒鳴りつけるルフィだったが軽くあしらわれてしまう。しかしルフィは勢いを失わず、サンジを連れ戻すのが目的だが、戦うのが望みなら今ここで勝負すると、あらためてビッグ・マムに宣戦布告するのだった。

詳細情報

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脚本

米村正二

演出

上田芳裕

作画監督

高木雅之

美術

白石美穂

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