第809話
復讐の嵐 怒りの軍団襲来!

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3将星クラッカーが敗れ、無残な姿で送り返されたことに激高するビッグ・マム。仇を討つべく、ただちに「怒りの軍団」が編成されるが、怒りは収まらずホールケーキ城の上空に暗雲が垂れ込める。一方、このままビッグ・マムのナワバリに留まりサンジを待つのは危険だとルフィの説得にあたるナミだが、前触れもなく天候が荒れ始めたことに気づく。これがビッグ・マムの怒りによるものだとキングバームが怯え始めた。パウンドからビッグ・マムが天候を操ると聞いていたが、これほどのものなのかとナミは底知れぬ恐怖を感じる。

ホールケーキ城へ向かうジェルマの一団は移動中の「怒りの軍団」に遭遇する。その顔ぶれの中には「鬼婦人」アマンド、「書司」モンドール、「始末屋」ボビンら、そうそうたる面子が揃っていた。ヨンジたちはこれらすべてがルフィ一人に向けられていると、動揺を隠そうとするサンジにわざと心無い言葉をぶつける。一方、ルフィたちの頭上にも雨が降り出していた。ナミから降り注ぐ雨が水あめだと教えられたルフィは、空腹にもかかわらず、サンジの作ったもの以外食べないと顔をそむけ、口に入れることを拒絶する。

ホールケーキ城に到着、タマゴ男爵らの出迎えを受け、城内へ案内されるサンジたち。「怒りの軍団」の出立後、なおも激しい怒りを見せていたビッグ・マムだったが、幼い我が子たちを前に怒りを和らげ、明日の結婚式で美味しいウェディングケーキが食べられると機嫌を直す。お茶会のテーブルにつき、ジェルマの一族と対面したビッグ・マムは遅れたことを詫びると、サンジを一瞥し、この結婚が双方に利益をもたらすと祝杯をあげ、それを皮切りにお茶会を始める。プリンは周囲の目を気にしながらサンジにメモを手渡した。

訝しがりながら、プリンからメモを受け取り一読するサンジ。一方、嵐のような風雨にさらされながら、ルフィは敵の大軍が接近していることに気づく。急いで姿を隠すようナミに告げるがすでに遅く、激しい雨にまぎれて、すさまじい数の軍勢が目の前に姿を現した。この大軍を相手に戦うのは無茶だと、一緒に隠れようと懇願するナミに、サンジが戻るまで離れないとかたくなに拒絶するルフィ。そうしている間にも、後方から続々と兵士たちが押し寄せ、やがてルフィの姿が見つかってしまう。こうして、ルフィと「怒りの軍団」との戦いのときが始まろうとしていた。

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脚本

中山智博

演出

鈴木裕介

作画監督

出口としお/藤崎信吾

美術

吉池隆司

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