第807・808話
哀しき決闘 ルフィVSサンジ

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激闘の末、将星クラッカーを倒したルフィは、キングバームにホールケーキ城まで案内するよう命令すると眠ってしまう。寝ている間にビスケットを消化、元の体に戻っていくルフィ。そこへ鏡の中を逃げ回っていたチョッパーたちから連絡が入るが、サンジがホールケーキ城へ向かっていることを伝えるのがやっとで途切れてしまう。すると移動中のキングバームがジェルマの一団を発見、目を覚ましたルフィは待ちきれず、駆け出して猫車に飛びついてサンジに話しかけるが、その話の終わらぬ内にドアごと蹴り飛ばされてしまう。

恩人、そして仲間を守るため、本心をひた隠しにしたまま、プリンと結納を交わすべく、ジェルマの城を出立したサンジ。表面上は納得したように振舞っていたが、その心中は、幼い頃にジェルマを逃げ出してから恩人ゼフのもとでコックの修行にはげみ、さらにルフィたちと出会い、共に旅をした日々のことを思い出していた。そこに、ルフィとナミが猫車に接近してきてサンジはおどろく。このまま自分と関わらせるわけにいかない。そこでドアごとルフィを蹴り飛ばして姿を見せ、ルフィたちを下級海賊よばわりするのだった。

自分がジェルマの王子であることを明かし、身分を隠していたことを悪かったと言いながら、ビッグ・マムの娘と結婚して贅沢な生活を選ぶほうが幸せだ、今さら仲間に戻る気などないとサンジは冷たく言い放った。わざとルフィを怒らせ、自分を連れ帰ることをあきらめさせようとするが、それでもルフィは納得しない。さらにルフィの名前さえ忘れたように振舞うサンジに怒るルフィ。二人が対立するのを面白がり、追い払うのを手伝おうと申し出たヨンジをさえぎり、サンジは自らの手でケリをつけるとルフィをにらんだ。

止めに入ろうとしたナミは、まるで別人のような冷たさのサンジにおどろく。話をしても通じないなら体で分からせるまでだと、ルフィを攻撃するサンジ。それを避けず、覇気も使わずに真正面から受け止め、ルフィは踏みとどまる。サンジは戦うか消えるかを迫るが、ルフィはどちらも嫌だと言い返した。止めに入ろうとするナミをさえぎり、サンジの連打を受け続け、傷つき、ついに倒れるルフィ。踵を返し、猫車へ戻るサンジに、どんなに自分を蹴ろうと痛いのはお前だと言うと、ルフィは戻ってくるまでサンジの作るもの以外は何も食べずにずっとここで待っていると叫ぶ。 その声にサンジは涙する。

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脚本

米村正二

演出

大塚隆史

作画監督

横山健二 藤崎信吾

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