鳥カゴの収縮が進み、ドレスローザ中心街は逃げ場を求める人々と、戦いに巻き込まれぬよう避難する人々でごった返していた。単身、鳥カゴの前に立ちはだかり、収縮を止めようとするゾロを無謀だと止めた錦えもんとカン十郎だったが、ゾロの気迫に押され、3人がかりで鳥カゴに立ち向かう。スマイル工場ではフランキーの指揮のもと、小人たちが海楼石でできた工場を利用して収縮を食い止めようと奮闘する。ヴィオラから報告を受けたロビンは、おどろきながらも、いかにもゾロらしいやり方だと思わず微笑む。
王宮のある台地では押し寄せる人々とファミリーの残党兵たちが対立していた。銃で威嚇されても従おうとしない人々に、見せしめのため発砲するが、回復したコロシアムの猛者たちに蹴散らされる。自分たちの回復におどろくハイルディンに、レオはマンシェリー姫による延命措置で安心しないでほしいと説明した。歓声を上げる人々に、キュロスはく今すぐ台地をよじ登るように指示、サイは体力のある者は自分についてこいと命令する。そのころ、姿を消したルフィを誘い出すため、ドフラミンゴは鳥カゴの収縮を速める。
バージェスとの戦いを続けるサボは、鳥カゴの収縮が速まっていることに気付き、ルフィの身を案じる。鳥カゴを制止しようと必死なゾロたち。フランキーも小人たちと力を合わせ、工場を押し、食い止めようとする。だが、鳥カゴが台地に到達するのに3分。ルフィの回復には4分、その差は1分。これではルフィが回復しても間に合わない。もはや自分たちで倒すほかない。覚悟を決め、一斉に背後からドフラミンゴに襲い掛かる選手たちだが、かなうはずもなく、ルフィを誘い出すメッセージとして一瞬で倒されてしまう。
復活した猛者たちと共に、バルトロメオの張ったバリアで鳥カゴを押し返そうとするロビン。猛者たちの回復に疑問をもつが、レオからマンシェリー姫の涙の成分をもつチユポポの実によるものだと説明される。チユポポの綿毛で、猛者たちのほか傷ついた人々も超回復を果たすが、あくまでも一時的なもので、効果は数分しか持たないというのだ。武器も使えず、戦うこともできないけど、これが自分なりの戦いだとドレスローザを憂い、涙を流すマンシェリー。一方、ドフラミンゴから必死に逃げるギャッツの前にローが現れた。ルフィの状態を尋ね、覇気が戻るまでの時間を確認すると、あとは自分が預かると告げる。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡 淳広
- 演出
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細田 雅弘
- 作画監督
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楢崎 朝子 / 多嘉良 敢
- 美術
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白石 美穂