第718話
台地横断 巨像ピーカ奇襲作戦!

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渾身の一撃を放ち、ついにディアマンテを倒したキュロス。しかし、安堵する間もなく突如としてピーカが立ちふさがる。二人を見下ろしたピーカはすぐに攻撃しようとせず、キュロスとレベッカにとってリク王とは何なのかと尋ねた。キュロスがリク王は義父であり大恩人、そしてリク王家こそは真の平和の意味を知る尊い一族として、国民たちが再び王座につくことを望んでいると言い放った。それを聞いたピーカは了解したといい、ひまわり畑から姿を消す。再び移動して3段目に出現したピーカは周囲に構わず攻撃を開始した。

このまま移動されては仕留めることができないといら立つゾロ。すでに3段目では敵味方の区別なく破壊の限りをつくすピーカにより、ハイルディンほか、ベビー5をかばったサイや猛者たちに被害が続出していた。負傷者を攻撃するピーカに怒るゾロのもとにピーカが出現、巨大な顔面を一刀で切断されながら、リク王が再び王座につくことを望む者たちを目障りだといい、王はドンキホーテひとり、ここはドンキホーテの国だと言うと、巨大な身体で移動を開始した。ピーカの狙いがリク王の命だと気づいたゾロは急いで後を追う。

旧王の台地をめざし歩き出したピーカ。その衝撃で大地が割れ、建物が崩壊、逃げようとする人々で街中が大混乱となる。ピーカを阻止しようと海軍も砲撃を開始するが、ピーカの巨体の前に通用しない。まんまとピーカの罠にはまりおびき出されたことに気づいたゾロだが、距離がありすぎてすぐには追いつけない。このままピーカの前進を許せば、一撃で旧王の台地はもとよりウソップたちもつぶされ命はない。ひまわり畑からピーカの狙いに気づいたキュロスたちだが、どうすることもできず、たた見ていることしかできない。

状況を打開すべく考えを巡らせるゾロ。いくつかの作戦を思いつくが、そのいずれもピーカとの距離が開きすぎて実現できそうにない。その間にもピーカは旧王の台地に接近、その巨大さに震え上がり、パニック状態になるウソップ。3段目からリク王に危機が迫るのを見たエリザベローは今こそ自分の出番だとキングパンチを放つ準備を始める。その場へ駆け込んだゾロは何度破壊しようと本体を倒さない限り無駄だといい、2分待つように告げる。刀を手に思案、最後の作戦として空を飛び、ピーカをぶった切るという途方もない方法を思いつく。はたしてゾロはリク王たちを救うことができるのか。

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脚本

中山 智博

演出

藤田 健太郎

作画監督

川村 敦子

美術

白石 美穂

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