第709話
幹部決戦 誇り高きハイルディン

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怒りの一撃で偽ドフラミンゴをブッ飛ばしたルフィ。そしてベラミーを操るドフラミンゴに怒り、自由にしろと叫ぶ。攻撃をかわすだけのルフィに、ベラミーを始末させるのをあきらめるドフラミンゴ。ベラミーを解放すると今まで通り、自由にしてやると言い放つ。傷つき、地面に投げ出されながら、かつて、ドフラミンゴと交わした約束を思い出すベラミー。裕福な街、ノーティスに育ったベラミーは退屈を嫌い、同じ北の海出身のドフラミンゴに憧れ、傘下に入れてもらうおうと仲間たちを従え、ドフラミンゴの元へ乗り込んだ。

子供扱いされながらも、ドフラミンゴのような海賊になりたいと懇願するベラミー。ドフラミンゴは、一度でも負けたら返却する条件でシンボルを貸し与える。弱い部下はいらないと言われ、ベラミーは誰にも負けないと豪語する。しかし、ルフィに一度敗北し、コロシアムでも惨敗、さらにルフィ暗殺を実行できず、ドフラミンゴから処分されようとしていたことを思い出すベラミー。ローの身を案じ一人で最上階へ行こうとするルフィの前に立ちふさがるベラミーは、ルフィの強さを認め、自分も強くなったのだとルフィに迫った。

王宮のある台地ではファミリーの幹部たちと猛者たちの激しい戦いが続いていた。にらみ合うサイとベビー5だったが、サイの言葉を誤解したベビー5は求愛されたと思い込み、攻撃の手を止めてしまう。自分が必要なのかと迫られ、思わぬ展開に驚き言葉を失うサイ。一方、マッハバイスを相手に戦っていたハイルディンだが、重さを武器に襲いかかるマッハバイスに押しつぶされそうになり、力尽き地面に倒れてしまった。巨人族のハイルディンを倒したと上機嫌のマッハバイスは、次の相手として、ピーカを追うゾロを狙ってきた。

マッハバイスの攻撃で地面に倒れ、身動きすらままならないハイルディン。巨人族のプライドを踏みにじられた挙句、このままルフィたちへの恩返しもできないまま終わるわけにいかないと、全身の力を振るい越して立ち上がった。差し違えるのを覚悟で残る力のすべてを右腕に集め、英雄の槍をマッハバイスめがけ放つ。すさまじい重さにこらえきれず、負傷した手足の骨が折れ、歯が砕けるがその巨体ごと撥ね退け、鳥カゴに激突させて勝利した。しかし、鳥カゴを壊すことはできない。再び倒れたハイルディンをねぎらい、ゾロが後を引き受ける。

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脚本

田中 仁

演出

所 勝美

作画監督

出口 としお

美術

吉池 隆司

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