自らの命と引き換えに自由を与えてくれたコラソン。その恩に報いるべく、憎き仇のドフラミンゴに挑んだローだが必死の攻撃も通用しない。ドフラミンゴに嘲笑されながらもローは、ここに来たのは13年前のけじめをつけ、コラソンの本懐を遂げるためだと言うと、自由になるのはドフラミンゴを止めたときと攻撃を仕掛けた。ドフラミンゴが天竜人であることを引き合いに、神の天敵と呼ばれるDの名を持つルフィをどう思うかと尋ねるロー。バカバカしいと一蹴するドフラミンゴだが、ローが自分もDの一族だと明かすと豹変する。
ドフラミンゴに操られ、自分の意志とは裏腹に容赦なく斬りつけてくるベラミーに手を焼くルフィ。一方、リク王に問われるまま、千里眼で各地の状況を分析したヴィオラは、現在の戦局が王宮のある台地、ピーカの石像、スマイル工場の3つに大きく分かれており、いまだに犠牲者の数が増え続けていると表情を曇らせる。ウソップに残っているドフラミンゴファミリーの幹部たちの数をたずねられ、その数は10人以上だと答えるヴィオラ。どの戦局で戦う者たちもすでに満身創痍で、決着が近づいていることを告げるのだった。
最も激しい戦局となった王宮のある台地。4段目ではキュロスとディアマンテによる熾烈な戦いが繰り広げられていた。レベッカの見守る中、顔に傷を付けられたディアマンテは、ひまわり畑ごと地面をはためかせ、キュロスの足場を奪う。そのころ、レベッカを一人で危険な場所へ向かわせたことを心配するロビンだが、この場を引き受けるというバルトロメオの申し出を受け、4段目へ向かう。憧れのロビンを守ることができたと浮かれるバルトロメオ。3段目では手下たちを倒したキャベンディッシュがグラディウスに戦いを挑む。
2段目ではサイやチンジャオたちと幹部たちの戦いが続き、王宮内ではマンシュリー姫のもとへレオたちが突き進む。リク王を始め、不安そうな人々に戦いの決着が付いても、ドフラミンゴを倒さねば未来はないと断言するヴィオラ。もはや海賊たちにすべてを賭けるほかないのだ。一方、Dの名でドフラミンゴを挑発、怒りに任せた攻撃を受けながら、射程距離に捕えることに成功するロー。渾身の注射ショットを放ち、ドフラミンゴに傷を負わせ、自分の目的が13年前、優しいコラソンがどうしても引けなかった引き金を代わりに引き、決着をつけるために来たのだとローは本心を明かす。
詳細情報
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- 脚本
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米村 正二
- 演出
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上田 芳裕
- 作画監督
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高木 雅之
- 美術
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吉池 隆司