第646話
伝説の海賊 首領・チンジャオ!

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大混乱となったCブロックは、残る40名あまりが激しい接戦を繰り広げ、戦いは終盤に差しかかろうとしていた。ルフィから兜を奪った追剥のジャンは、首領・チンジャオから命を狙われるルーシーこそ、本物のルフィに違いないと武器を拾い集め、その命を奪う機会を伺う。一方、快進撃を続けるケリー。実はケリーが巨大化したかに見えていたが、ジャケジャケの能力で弟のボビーに自分を着せ、その人格を乗っ取っていたのだ。この姿こそ殺し屋ファンク兄弟の正体で、凶暴かつ圧倒的なパワーによって、ブーをKOしてしまう。

倒れた弟ブーを無言のまま見下ろすサイ。その心中をからかい、わざと怒らせて勝負を仕掛けたケリーだが、目的のため情を捨てたサイには通用せず、あっけなく一蹴されてしまう。ブーの仇を討ち、割れんばかりの大歓声を受けるサイの実力を買い、イデオが勝負を挑んできた。一方、サニー号からジョーラたちを引き離すため、二手に分かれたナミたちは隙を突いて雷を起こし、ジョーラたちの船を沈めることに成功する。コロシアムでは、兜を取り戻そうとするルフィの前に山のように武器を集めたジャンが立ちふさがっていた。

兜を取り戻そうとするルフィ目がけ、武器の雨を降らせるジャン。インぺルダウンからの脱獄犯を捕え、大儲けさせてもらった礼を言いながら、いずれはルフィを始め、バギーやジンベエ、イワンコフたちすべてを捕えると言い、他にも凶悪な脱獄者の居場所をつきとめていることを明かす。だが、頼みの武器は一つも当たらず、全てよけられてしまい、ルフィを追ってきたチンジャオの腹に刺さってしまう。予想外のことにおどろくジャンだが、隙をつかれたルフィに兜を奪われ、怒ったチンジャオの頭突きで場外へ飛ばされてしまう。

イデオとサイの熾烈な戦いは続き、一進一退の勝負を繰り広げる。観客たちの興奮はもはや最高潮となった。ようやく兜を取り戻したルフィに、チンジャオは祖父ガープへの激しい憎しみをぶつけ、ルフィの命を奪うことで晴らすと宣言する。埒が明かず、ついに覚悟を決めたルフィはギア2を発動した。そこへ割って入る形となったサイとイデオを、それぞれ邪魔だと一撃でぶっ飛ばしてしまう。二つの覇王色の覇気が激突することで、コロシアムにすさまじい振動が起こり、気絶する者が続出する。そして、ついにリング上に残るのはルフィとチンジャオの二人だけとなった!

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脚本

中山智博

演出

小牧 文

作画監督

五十内裕輔

美術

白石美穂

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