第196回：的を射ている

くまの一番有名なセリフと言えば「旅行するならどこに行きたい？」が挙がると思うけど、ファンの間では第234話のこのセリフも話題沸騰だった↓

「的を射ている」

くまの洋服に大きな的の模様が入っていたので、くま自身にとって〝的〟とは何か特別な意味があったんじゃないかと考えていた。
そして！　第1095話以降のくまの過去回想シーンで、長年の謎が解けた！

第1096話で描かれた〝西の海〟ゴッドバレーで行われた天竜人による陰惨な狩り。
狙われる対象の〝ラビット〟達は、服の背中部分に大きな的が描かれている。その的の意味や役割とは…。

イワンコフと他の〝ラビット〟達にも、この恐ろしい模様の入った服を着ているのが分かるし、くまもそうだった。そしてくまの的はすでに…「射られている」ことがわかります…。

そしてくまは幼いながらも、他人を救うためなら自分が標的になる覚悟があることも右のカットのセリフからわかると思います。
彼はその巨大な体で、世界の自由に反対する勢力の〝実際の標的〟になりました…。その精神はすごいけれど、なんともむごすぎる。

後の回想シーンでも、くまが自らソルベの老人たちの痛みや苦しみを引き受ける場面が見られました。

もしも2年前のスリラーバークで、ゾロがルフィの痛みや疲労を受けた際に、ゾロが耐えられなかったとしたら、くまはそれを自ら引き受けることもしたのだろうか…。