ウソップの、これはホントだ!特別版「1月25日放送回より、ついに本格登場! サボ役・古谷徹さんを直撃インタビューしたぞ!!」の巻に続き、古谷さんに『ワンピース』やサボへの熱い思いを語っていただきました。
勝平:サボ、いよいよ登場しましたね…!!
まだまだ気になる事があるので、お話を聞かせてください!!
古谷:はい!
勝平:早速ですが、古谷さんから見た「サボ」ってどんな人物ですか?
古谷:サボは、ちょっとワイルド性があるよね。
今まで自分がやってきたキャラクターは熱血ヒーローやナイーブな少年が多くて、サボみたいなワイルドなタイプって、そんなに演じてないんですよ。
ただ、サボって貴族の出身だから、知性的で上品な部分があるじゃないですか。
それに、ルフィやエースと比べると穏やかで、優しいというか。そういう部分も、あの三兄弟の中では際立つサボの個性なのかなと思ってて。
だから、サボは色々な側面を持っているキャラクターなんじゃないですかね。
勝平:確かに、古谷さんといえば、「ヒーロー」を演じられるイメージがありますね。
ワイルドかつ上品って、なかなかいないような。
古谷:そうだねぇ。しかもサボは、部下を持ってるからね! 革命軍のNo.2って相当偉いよね。革命軍の兵士たちを指揮して、色々動かしたり出来る立場でしょ?
そういう役はやったことが無かったので、その辺も面白いなぁと思ってますね。
勝平:革命軍のNo.2ってことは、ドラゴンの次ですよね。ほぼトップですもん!
そういえば、「サボはエースより強んじゃないか説」っていうのがあるんですよ。
古谷:えっ!そうなの!?
勝平:サボは今の時点で、「武装色の覇気」を使うじゃないですか。でも、エースが覇気を使えたかどうかっていうのは、謎なんですよ。
エースは過去編で一度、無意識に「覇王色の覇気」を使ってるんですけど、それ以降はないんですよ。だから、エースは覇気使えないんじゃないか、使えたとしてもまだ自分でコントロールできない状態なんじゃないかと言われてるんです。
サボはすでに覇気が使えて、そこにメラメラの実の能力が加わるから…サボの方が強いんじゃないかと!
古谷:ふーん…いいね!やったね!
勝平:原作で、ルフィ達を逃がすためにサボが戦うところを見てると、まんざらその説は嘘じゃないな…みたいな! 飄々としてるけどめちゃめちゃ強いですよ、サボ。
古谷:強いのは嬉しいねぇ!!
小さい頃から変わらず、武器が鉄パイプっていうのも面白いよね!
勝平:サボの身長が伸びてる分、鉄パイプも長くなってますよね。(笑)
古谷:確かに(笑)
あと、色んな技が使えるっていうのも僕は楽しみだなぁ。
勝平:「竜の鉤爪」のようなオリジナル技に、メラメラの実の能力…まだまだ他にもありそうですもんね!!
さて、話は変わるのですが…古谷さんの演技論というか、演じる時のこだわりってありますか?
特にサボを演じる時に意識しているポイントもあれば、教えてください!
古谷:ひとつ思ってるのは、どこかで男の色気を出したいってことかな。
どんな役を演じる時も、そこはこだわってるポイントだなぁ。
勝平:まっすぐな男の子っていうだけじゃなくて、男の色気をのせていきたいということでしょうか。
古谷:やっぱり女の子のファンにモテたいし(笑)
勝平:正直ですね!なるほど(笑)
古谷:サボを演じる上で、今までと全然違うってところは、コアラに頭が上がんない所あるじゃないですか。
これ、すごく可愛くて。モテポイントだと思うんですよ!
勝平:そうですね!
そっか、コアラのほうが歳上なんでしたっけ。
古谷:そうそう。そこに、ちょっと甘える部分もあったりするわけだよね。これはいいなぁ!と思って(笑)
勝平:今まで古谷さんが演じられてきた役って、お姉ちゃんが居てもあまり甘えるほうじゃなかったですもんね!
それに、『ワンピース』のキャラの中でも新しいかもしれないです。サンジがデレデレするのとはまた違った魅力で。
古谷:格好いいキャラなのに、そういう部分をポロッと出したりするのがいいなあと。
モテポイントだし、そこだけコロっと演技を変えたいと思うじゃないですか!
だから、演じるうえでも楽しいよね。
勝平:そこがモテポイント…!
古谷:ただやっぱり、まだちょっと迷う部分が時々あるんですよ。そこはやっぱりシリーズディレクターに相談したりするんだけど…。
最近のセリフだと…「マニア野郎!!」のところ(笑)
勝平:原作だと…「お前何に興奮してんだマニア野郎!!うるせェなァ」っていうセリフですね!
バルトロメオに厳しいですよね、サボって(笑)
古谷:ワイルドなキャラだから「うるせえな」じゃなくて、「うっせーな!!」って言っちゃっていいのかな?と僕は思ったの。
あとは、「○○じゃない!」と「○○じゃねぇ!」の違いとか…。
そういう、ほんのちょっとした言葉の使い方で、「ワイルドさ」と「上品さ」のさじ加減が出るわけじゃないですか。そこで迷ったりすることがある。
だから、もっとサボとして色々なセリフを言って、何回も重ねていって、自分の気持ちとフィーリングだけで演じられるようになるといいなぁと思ってる。
勝平:なるほどぉ…!
これまで演じた中で、印象に残っているシーンはありますか?
古谷:それは、やっぱり最初の登場のシーンですね。
奥から入ってきて…「久しぶりだなぁルフィ」っていうあのセリフ!
最初のセリフは、弟分であるルフィにただ名乗るんじゃなくて、ひょっとしたら「えっまた敵が来たのかな?」と思わせたくて。
「〝メラメラの実〟は、お前には渡さねェぞ」っていう第一声は、あえてクールに言ったんですよ。
そこから「久しぶりだな」っていうところまでに気持ちがグーッと高まっていって…。
勝平:それを経て、あの芝居になるわけですね…!アツいです!!
古谷さん、ありがとうございました!!
ONE PIECE.com特別版!!
ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、サボの魅力や演じる時のこだわりを教えてもらいました! 特別版では、エースから受け継いだ意志について語って頂きましたよ!!
勝平:さて、サボはメラメラの実を食べて、エースの「火拳」を受け継いだわけですが…。
あの一連の流れを演じた気持ちなど、聞かせていただきたいなと。
古谷:あそこは、僕としてもポイントになるシーンでしたね。
エースの形見の「メラメラの実」を食べて、めっちゃ強くなるわけだから。
勝平:メラメラの実を食べる前から、相当強いですしね…!「竜の鉤爪」!
遊びで、「竜の鉤爪」のポーズを自分でもやってみるんですけど…これ、指の股のところが弱点になりそうだなと思って(笑)
古谷:なるほど(笑)
勝平:でも技は超強い!これにメラメラの実の能力が加わるんですもんね。
「貰うぞ、お前の技!」って言ってから火拳を使うところ…すごい燃えポイントでした!
古谷:うん、技と共にエースの意志を継ぐというのが感無量だった。
でも、その前に、「う熱ちっ!いや熱くねえ!」って言うの、おかしいよね(笑)
火を出してみたら熱くなかったっていう。
これがルフィだったら、いきなり大技出しちゃうと思うんだけど。サボはまず、ちょっとだけ出してみてね。大丈夫、ほんとにちゃんと出るんだって確認してから、「火拳」を出すんだよね。
勝平: そういうところって、サボらしいですよね!
サボって、エースとかルフィに比べるとあんまり無茶しないっていうか、堅実なところがあって…地に足がついてますよね!
あの三人の中で唯一、石橋を叩いて渡るタイプ!
古谷:そうそう。ちょっとだけ石橋を叩く!(笑)
勝平:大事ですよね、そういう人がいないと!
いやあ、本当にカッコ良かったです…。
ここでサボが火拳を使った時、見てる人は震えたと思いますよ。「火拳」っていう言葉がまた聞けて…。
ルフィが火拳銃(レッドホーク)を使った時、うわぁ!エースの姿が!!って、わしは相当感動したんですけども。
サボがメラメラの実を受け継いだことで、エースがずーっと一緒に生き続けるっていうか…。ファンも、そういう気持ちなんじゃないかなぁ。
そういえば、エース役の古川登志夫さん、古谷さんがサボをやるって聞いた時に「FTコンビだね」なんて言ってらして(笑)
勝平:その辺も運命なのかなぁなんて(笑)
エースはルフィのことをすごく見守ってくれてる感じがあったんですが…「出来の悪い弟を持つと兄貴は心配なんだ」って口ではそう言いながら(笑)
もう一人の兄であるサボは、ルフィをどう感じていると思いますか?
古谷:やっぱり可愛い弟だとは思ってるよねぇ。
だけど、多分ルフィの活躍も知ってるだろうし、信頼してると思うんだよね。
だから、よっぽどのことがない限り、手を出すことはしないんじゃないかな。ルフィ自身の力を信じてるみたいなところがある気がする。
勝平:なるほど、いい兄貴ですね!!
あと、古川さんが、Twitterでこういうメッセージを残してくださっていて。
「再録だったので再びエースを演じられて幸せでした。 そして……サボ!!生きていたのかっ!!! 俺たちの弟ルフィとメラメラの実、お前に託す!!! #3D2Y」
…こちらに、お返事を頂けますか!?
古谷:これはもうサボのセリフしか無いっしょ。
「エースの意思は俺達が継いでいくんだ!!」
任しといてくれ、古川さん!!
勝平:いいっすねぇ~!力強いの頂きました!ありがとうございます!
これ、ファンの皆さん、絶対すごく嬉しいですよ!!
イベントとかジャンフェスに行っても、サボのコスプレしてる人すごい多かったのを思い出しますね…!
古谷:あ、そうなんだ!それは知らなかった。
勝平:みんなすごいなぁ、早いなあと思って。カッコいいんですよ。
古谷:これだけ人気のキャラだから、やっぱり僕もコスプレしたいなと思ってますね(笑)
勝平:え、徹さんが!?それすごい見たい!似合いそうですよね!!
古谷:かっこいいじゃないですか、サボは絶対!
今年はやりたいなぁと思って(笑)
勝平:いいですねぇ!今年はもしかしたら、サボの格好した古谷さんが登場することがあったり…!? 楽しみにしてます!(笑)
もちろん『ONE PIECE』の物語でも、今後のサボの活躍も楽しみで楽しみで!
この後、藤虎と闘うところとか、すっごく待ち遠しいんですよ。かっこいいセリフもいっぱい出てくるし!
それに、革命軍が動き出して、きっと物語に大きく絡んでくると思うので…これからサボの出番は増えるんじゃないのかなぁと思って。
もしかしたらこの後、麦わらの一味と一緒に旅することもあるのかな?なんて思う部分もあるんですが…!
古谷:それ、期待したいですねぇ。
もっとたくさん出たいし、もっと強いところをいっぱい見せたいよね!
勝平:見たいです!
では、最後にファンの皆さんに一言お願いします!
古谷:はい。これから、ドレスローザ編の物語はますます佳境に入ってくるし、サボも大活躍するので!是非楽しみにしてください!
勝平:と、いうことで古谷さんをお迎えして色々お話を聞かせていただきました!
古谷さん、ありがとうございました!!
古谷:こちらこそ、ありがとうございました!