「『ONE PIECE FILM GOLD』公開記念!ルフィ役・田中真弓さんとテゾーロ役・山路和弘さんのスペシャルインタビュー」の巻

勝平:今回の「ウソップの、これはホントだ! GOLD」は、われらがルフィ船長・田中真弓さんと強敵・テゾーロを演じた山路和弘さんを迎えてのスペシャルインタビューです! 今回の映画『ONE PIECE FILM GOLD』の二本柱となるお二人に、今だから語れる裏話など色々聞いちゃうぞ☆ よろしくお願いします!

田中・山路:よろしくお願いします!

■オープニングのレビューに圧倒された!(田中)

勝平:早速ですが、映画を観た感想を教えてください。

田中:面白かった!!

勝平:面白かったですね。

田中:すっごく面白かった!!!

勝平:もうちょっと話してくれると助かるんですけど(笑)。

田中:(笑)
いつもの『ワンピース』とは雰囲気が違うところがよかった!! 特にオープニングのレビューはすごくて圧倒されました! そして、山路さんが歌っちゃってますから。

山路:歌っちゃったよ、もう…(笑)。

勝平:テゾーロが指を鳴らしながら登場する最初のシーン、かっこよかったですね。

山路:ありがとうございます。
自分でも、派手な登場シーンでとても気持ちよかった。

勝平:今回の映画は“GOLD”のタイトル通り全体的に派手でしたね。
観終わったあと、わしはまるで洋画を一本観たような気分でしたよ。

田中:確かにそうかもね。『STRONG WORLD』(2009)の時は、任侠モノ映画のような雰囲気だったけど、今回はミュージカル映画とか洋画を観ているような感じでした。

勝平:船長は大の歌好きだから、今回は歌いたかったんじゃない(笑)?

田中:歌いたかった! 昔、尾田っち(尾田先生)に「“歌島”に行こうよ」って提案したくらいだから。

勝平:面白そうな話が聞けそうですけど、それは今度ゆっくりと教えてください。
山路さんは、テゾーロを演じるにあたって尾田先生から何か演出の要望やアドバイスはありましたか?

山路:特になかったかな。
ただ、オープニングの歌を録音する日にスタジオにいらして、そこで初めてご挨拶させていただきましたが、いざ歌おうとしたら「じゃあ」とお帰りになったんですよ。

田中:歌を聞くために来たんじゃないんかい!!

勝平:ってツッコミたくなりますよね(笑)。
まあ、山路さんはセニョール・ピンクも演じていたから、尾田先生も安心して任せられると思ったのかもしれませんね。

山路:そうだとうれしいですね。

勝平:レコーディング自体はどうでしたか? 割と長尺の歌でしたよね。

山路:なじみやすいメロディーなので割とスムーズにいったかな。
若干リズムが早いので、ご年配の方が歌おうと思うとちょっと大変かもしれません(笑)。

勝平:(笑)。レコーディングは(劇中で一緒に歌ったカリーナ役の)満島(ひかり)さんとご一緒だったんですか?

山路:彼女の方が先だったので、デュエットできなくて残念でした。

■テゾーロはわかりやすい悪だけど、悲しい過去も見えたりする。(山路)

勝平:最初に脚本を読んだ時の第一印象ってどんな感じでしたか?

田中:第一印象は、ナミとカリーナの友情がいいなと思いました。

勝平:女同士の友情に重きを置くというのは、『ワンピース』の中で結構めずらしいですよね。山路さんはテゾーロというキャラクターの第一印象はどうでした?

山路:わかりやすい悪。だけど、ちらっと悲しい過去が見えたりするので憎みきれないんですよね。でも、最初はただただテンションが高い人だから、どう演じようかと考えました。

田中:テゾーロはなんか…かわいそうな人だよね。その反面、高笑いしたり叫んだりキレたり、すごく激しい性格だしね。

山路:そうなんですよ。
セニョールは、どんな場面でも叫ばないでしょ? ある意味、役者として楽というわけじゃないけど、ちょっと省エネなキャラクターだったんですよ。それに対し、テゾーロは全編を通してほぼ大声出さなきゃいけないから、もう大変!

勝平:わしらがテゾーロを初めて見たのって2015年のジャンプフェスタで、でしたよね。尾田先生の設定画を見て、みんなでかっこいいと騒いでいました。

田中:そうそう。すごく渋いイケメンが来たなと。だから脚本を読んで、あんな激しい性格だとわかってちょっとびっくりしました。

山路:テゾーロの設定画を見ると、左手の薬指だけ指輪してないですね。

田中:過去のことでその指だけとっといたのかな…せつないね~。

山路:ニクい演出だね。

山路:こういうディテール一つとってもそうだけど、テゾーロの過去の微妙な匂わせ方がうまくて観ていて気持ちよかったです。

田中:うまいよね。映画ではあれ以上描くと“テゾーロの物語”になっちゃうからバランスもちょうどよかった。信じられるものがないというか、どのような過去があってああなったのか、個人的にとても気になる部分ですね。

勝平:真弓さん、安心してください!
何と、今回の入場者プレゼント“『ONE PIECE』コミックス 巻七七七”に、テゾーロの生い立ちや謎の女性ステラのことまで書かれているらしいんです!

田中:ホントに!? それは映画を観に行けばもらえるの? 

勝平:はい。全国先着500万名様なのでお早めに(笑)。

田中:うんうん、本気で読みたいからなんとしてもゲットするぞ!! 


ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、ルフィ役・田中真弓さんとテゾーロ役・山路和弘さんに映画『ONE PIECE FILM GOLD』についての感想、アフレコ時のエピソードなどを聞いちゃいました。特別版ではさらなる裏話を語っていただきました!


■セニョール・ピンクもテゾーロもどこか憎みきれない人たちばかりだった。(田中)

田中:山路さんから見たルフィの印象はどう?

山路:ドレスローザ編のストーリーが複雑でそう見えただけかもしれないけど、TVシリーズに比べるとバトルシーンでとことん行くんだな、という印象ですね。最終的には気持ちでテゾーロを倒したのがかっこよかった。田中さんが演じる少年役っていつも妙に色気があるじゃない? それがルフィになると色気とは違う、性根っていうのかな?が見えてくるところがおもしろかった。

勝平:『ONE PIECE』という作品・世界観についてはいかがですか? セニョール・ピンク、テゾーロを演じて「ここが独特だな」と思ったところはありますか?

山路:そうだな…独特なキャラクターがホントに多い作品だなと思いました。TVシリーズでは「べへへ」って笑うヤツが一番印象に残っていますね。

田中:トレーボル? ベタベタの実の能力者の?

山路:それ以外も変な人ばかりだけど(笑)。
あと、何回かアフレコに参加させてもらって感じたのは、スタジオの中も“仲間”が基本になっている作品だなと。ただ、セニョール・ピンクはどちらかというと一匹狼なので、あまりみんなとじゃれ合うことができなかったのが残念です。

田中:ドフラミンゴの部下はみんな悪くて強くて、なのに間抜けなところもあって愛せるよね。

勝平:わしも最初は、なんでドフラミンゴは変な人ばっかり集めちゃったんだろうと思いましたよ(笑)。

田中:セニョール・ピンクみたいな悲しい過去もあったり、どこか憎みきれない人たちばかりだったね。今回のテゾーロもそうだし。

山路:そうだね。二人とも悲しい過去を持っているからね。

■対決シーンのアフレコでは、二人で手を取り合って「頑張ろうね」と励まし合った(山路)

勝平:では、今回の映画で好きなゲストキャラはいますか?

田中:みんなが憧れる存在のレイズ・マックス。すごくいい人生を歩んできた感じがして、好きですね。

勝平:レイズ・マックスはなんかセニョール・ピンクに通じるものがありますよね(笑)。生き様がかっこいい!

山路:なるほど。そう言われると似ているかもしれませんね。私はレイズ・マックス(の短足ゆえ)の小股が好きです(笑)。

田中:あと、気になったのがカメ車のカメ。テゾーロから解放されたカメたちの喜びようを見るとなんか…めちゃくちゃ頑張って車を動かしてたから「よかったな、カメ!!」って言いたくなっちゃうよね。

勝平:あのシーンを観て、カメたちも奴隷だったんだと驚きました。ありとあらゆるものがテゾーロの支配下だったんですね。そのテゾーロ役の山路さんはどうでしたか? 誰か気になるゲストキャラはいました? セニョール・ピンクの時と立場が変わって変な部下がいっぱい出来たし(笑)。

山路:もちろん、タナカさんも変ですけど(笑)、私はダイスが気に入っちゃいました。あの「オ~ノ~意味ない!」のくだりがツボに入っちゃって、大好きです。あれほどの前ふりで、まさかの頭突きというのが衝撃でした。

田中:あと、菜々緒さんが演じるバカラもすごく印象に残りました。触れるだけで人の運を吸い取れるんだよ? 怖いよね!!

勝平:菜々緒さんの声の色気と悪女感がすごかったですもんね。ほかのゲスト声優陣もみんなはまり役でしたな。
さて、今回の見所の一つはなんといってもルフィとテゾーロの対決シーンですね。演じていてどうでしたか?

田中:山路さんとリポビタンDを片手に奮闘してました! 「うおーーーー!!!」とかずっと叫んでいて、最終的に「ぜーぜー…まだあるの?」といった感じになってました(泣)。

山路:休憩挟んで、二人で「はあはあ」言いながらアフレコしたね。

勝平:二人が頑張っているのを心の中で応援しながら、わしらは休憩室で食べたり談笑したりしてました(笑)。

山路:あれだけ手を取り合って「頑張ろうね」って励まし合った作品はないな!!

勝平:では、名残惜しいですが最後にファンの皆さんへ一言をお願いします!

田中:はい! 男の子には魅力な冒険物語が、そして女の子には素敵な女子の友情物語があるので、ご家族そろってお楽しみください!

山路:テゾーロは悪いヤツだけれども、悲しい過去もちらっと見えるので、その辺を感じ取っていただけるとうれしいなと思っております。


山路さん、田中さん、勝平さんありがとうございました。
映画「ONE PIECE FILM GOLD」は大好評公開中! また、「ウソップの、これはホントだ! GOLD」もぜひよろしくお願いします!!

山口勝平さんに応援メッセージを送ろう! みんなからの激励や要望を大募集!!

オススメコンテンツ