ウソップの、これはホントだ!


        

「『ONE PIECE FILM GOLD』公開記念!麦わらの一味スペシャルリレーインタビュー!第4回はゾロ役・中井和哉さんがゲストだぞ!」の巻

2016/06/20

勝平:今回の「ウソップの、これはホントだ! GOLD」はゾロ役の中井和哉さんがゲストです~~!! 麦わらの一味の中でも一番聞き上手な中井くんが来てくれたので、すごく安心です。

中井:よろしくお願いします。

■ゾロに関しては原作を読んだときに、この顔から自分の声が聞こえてきてもおかしくないかもと思えた

勝平:早速だけど、ゾロ役はオーディションでした?

中井:オーディションでした。当時はナレーションを中心にお仕事をしていましたね。だから、オーディションに呼ばれて、中井和哉にアニメをやらせようとしてくれる人がいるんだと思って、ちょっとうれしかったです。

勝平:アニメよりも、ナレーターのほうにシフトしてたの?

中井:そうですね、当時はナレーションの方が多かったです。

勝平:なるほど。ちなみに、オーディションの前から原作は読んでました?

中井:いえ、オーディションの話をいただいて初めて読みました。

勝平:オーディションでは、満場一致で決まったと聞きましたが!

中井:それは、たぶん僕のガラスのハートが傷つかないように、誰かが作ってくれた架空の話じゃないですか。(笑)

勝平:実際、オーディションはどうでした? 手ごたえとか感じました?

中井:手ごたえと言うほどではないんですけど、ゾロに関しては原作を読んだときに、この顔から自分の声が聞こえてきてもおかしくないかもと思えたんですよね。
それ以前は、そういう風に思ったことなかったんですけど。

勝平:ゾロは1話からの登場でしたよね。

中井:はい、セリフがあったのは2話からですが、1話は見学に行ったのを覚えてます。

勝平:ゾロは、ルフィ役の(田中)真弓さんとナミ役の(岡村)明美ちゃんと並んで長く登場するキャラなんですよね。
だから『ONE PIECE』では、中井くんが先輩なんだね。

中井:あのですね、ウソップの登場は9話からですよね? 17年という年月からすれば、7話の違いなんて誤差の範囲ですよ!

勝平:そうだね。(笑)
でも、改めて17年って長いよね。これだけの年数キャラクターを演じていると、だんだんキャスト陣のポジションもキャラと似てきている感じがするよね。

■ゾロは“かっこよさ”の最後の砦

勝平:中井くんから見て、ゾロは麦わらの一味の中でどういう役回りだと思います?

中井:唯一、ルフィを船長としてたてることを意識している人かなと思います。一人ひとりのキャラクターが濃いから、ゾロ以外はルフィのやっていることに対して違うと思ったら反抗したりもするんですよね。それこそウソップみたいに。でも、ゾロはルフィの言ってることがひょっとしたら間違いかも、と思っても付いていくイメージです。

勝平:まあ、ゾロは基本侍だからね。付いていくと決めたら忠義を尽くすタイプ。

中井:そうなんですよ。誰か仕える人がいてこその存在だと思います。

勝平:では、中井くんが思うゾロの魅力…というかゾロのどこが一番好き?

中井:えっ、一番!? うむ……難しいですね。

勝平:じゃあ、聞き方を変えて、かっこいいところと方向音痴なところとどっちが好きですか?

中井:くぅっ、それは究極ですね。
両方あってのゾロだと思うんですけど、5.1対4.9くらいでかっこよさが勝っていないとダメなんじゃないかなと思います。その割合がちょっとでも逆転すると、あっという間にサンジの道を……

勝平:ローリングストーンが如く転落していく。(笑)

中井:そうなんですよ。2人とも同じくらいかっこいいのに…
でも、絶対ああはなるまいと心に誓ってます(笑)。
本当はみんながバカやっているのを見ると楽しそうで、僕もそっちに行きたいなと思うんですよ。それでもゾロはかっこいい成分の方が勝ってないと絶対にダメだと思って、とどまっているんです。

勝平:言われてみると…麦わらの一味の中で、ゾロは“かっこよさ”の最後の砦だね。尾田先生も中井くんはどんなにいじってもいいけど、ゾロはいじっちゃダメと言ってたくらいだし。(笑)

中井:…オレも守れ! 

勝平:ゾロとロビンには、そういうこだわりがあるみたいですよ。

中井:ロビンもですか!? ロビンは相当なところまで来ている感じがするんですけど…。(笑)

勝平:ロビンに関しては(山口)由里子さんが尾田先生から直々に「くれぐれも崩さないように」と言われたみたいですよ。(笑)

■ゾロはラスボス顔?!

勝平:それにしても、初期の設定画を見ると、ゾロはかっこいいというよりも爽やか系だったんだね。笑顔が無邪気。それに比べて今は悪い顔をしちゃってさ。

中井:そうですか? そんなに悪い顔してますかね?
ラスボスだよね(笑)と言われたりもするんですけど、自分ではそんなにガラッと変わった意識がないですね。

勝平:そういえば、ドレスローザのときに演出さんにもっと悪い感じで演じてくださいと言われてなかったっけ?

中井:言われました。悪くというより、敵を前にしたときの不敵な感じをもっと全面に出してということだったんですけど、言われたときは戸惑いましたね。

勝平:わしもゾロのにやっとした顔、結構好きなんですよ。今回の夏スペシャル(7月16日(土)放送『ワンピース ~ハートオブ ゴールド~』)もね、大きな“のどちんこ”を見てにやりと笑ってね。(笑)

中井:違う違う。(笑)
それは“のどちんこ”がおかしくて笑ったわけじゃない! この先何が待っているのかなという気持ちの表れですよ!! そんなことばっかり言っているからおかしくなってくるんですよ…。(泣)

勝平:ゾロが最後の砦だから、かっこよくね。(笑)
ただ、実はゾロって面白要素がたくさんある気がするんですよ。ふざけているつもりはないのに、毎回迷子になっちゃったり。

中井:そうなんですよ。でも、ゾロは方向音痴を全然自覚してないわけじゃないと思うんですよね。

勝平:そうなの? 本当は自覚あるってこと?

中井:若干自覚していると思います。「あれ? おれ方向音痴かも?」と。そう考えないと他人にツッコまれたときの反応が説明できないですもん。ゾロのそういう自分をちょっと疑っているところがとても好きですね。

勝平:ただかっこいいだけじゃなくて、そういう一面もあるから身近に感じられて魅力的に思うのかもね。

■今では自然にゾロを演じられるように

勝平:ちなみにゾロの技のなかで中井くんが一番好きなのはどれ?

中井:言ってて気持ちいいのは“三・千・世・界”。

勝平:ピーカ戦でやっと効いた技ね。
代表的な技にも関わらず、それまで敵を倒したことがなかったという…(笑)

中井:ミホークに全く通じなかったときからずっとモヤモヤしてたので、ピーカを倒せて本当にうれしかったです。

左:6巻 ミホークとの戦い

右:78巻 ピーカとの戦い

王下七武海の1人ミホークには歯が立たなかったが、成長したゾロは岩をも斬れる程の剣豪となった。

 

勝平:スタジオで狂喜乱舞したもんね、「三・千・世・界が効いたよ!」って。(笑)
ほかにも“獅子歌歌(ししそんそん)”と“死・獅子歌歌(し・ししそんそん)”とか超大変そうで印象的でした。台本通りにビシっと決めてるのに、スタジオが「今、噛んだ…?」という空気になるし。(笑)

中井:「死・獅子歌歌歌(し・ししそんそんそん)」のほうが締まるんじゃないかという話も出ましたね。(苦笑)

勝平:出ましたね。(笑)
あと、三十六煩悩鳳もかっこいい。この前三十六の煩悩の意味を教えてもらったよね。

中井:六根に好・悪・平があって、さらに浄と染があるから、6×3×2で36の煩悩になるんですよ。そこに過去・現在・未来をかけると人間の煩悩(108)になるんですって。

勝平:ほお~! なんかかっこいい!! あと、わしの一番のお気に入りは、“牧場・大龍巻”。牛さんが大変なアレ。(笑)

中井:牛さんが飛んじゃうよ~って、黒縄です。“黒縄・大龍巻”です!

勝平:逆に言いづらい技とかはある? 

中井:獅子歌歌以外だと…“艶美魔夜不眠(えんびまよねず)鬼斬り”がちょっと嫌だったかも。

勝平:オリジナルの言い方に変えちゃダメかね?

中井:「しーそんでいくぞー!」みたいな?

勝平:しーそん!! (笑)

中井:いいですね…って絶対ダメです。(笑)

勝平:ゾロにそういうおふざけはダメですもんね。
と、色んな技で色んな敵と戦ってきたゾロですが、中井くんの思うゾロのベストバウトはどれですか?

中井:急に戻しましたね。(笑)
うーん、戦いとしては描かれてないんですが、スリラーバークでバーソロミュー・くまが出てきたときの…

勝平:あ~「なにも!!! な゛かった…!!!!」のシーン!

中井:はい。こんな形の戦いがあるのかと…。
敵を斬り倒していく戦いじゃないけど、ゾロらしい戦いだなあと思いました。

50巻 ルフィの代わりに傷を受け、事実を隠そうとするゾロ。

勝平:ピーカ戦も印象に残っているけど、中井くんはそっちを選ぶんですね。

中井:派手な戦闘シーンよりはそっちかな? 最初字面を見た時に、どうしようと悩みましたけどね。濁点ついてるし…

勝平:そんな戦いも含めて、ゾロはだいぶ成長し、変わってきたと思いますけど、演じる上で変わったことはありますか?

中井:考えすぎないようになったと思います。最初の頃は、僕自身新人だったので足を引っ張らないよう、セリフ一つ一つも理詰めで考えて台本にいろいろ書き込んだりしていました。今は自然とゾロを演じられるようになりましたね。

勝平:わかります。「演じる」というより、どんな声でも、かっこいいのも悪いのもウソップになるというか…

勝平:逆にゾロから影響を受けたことってありますか?

中井:すごく和風の人に見られますね。

勝平:確かに、日本刀を持つキャラと言えば中井くんというイメージがありますよ!

中井:それは言い過ぎですよ。(笑)
和か洋かと言われたら和なんですけど、着物着て日本酒飲んだりするような人じゃないですからね!

勝平:日本酒飲みながら縁側で月見してそうとか。(笑)

■麦わらの一味はかっこよくて楽しいやつらということを思い出してほしい

勝平:話をがらりと変えて、映画『ONE PIECE FILM GOLD』の話を聞いていきたいのですが…

中井:今までは余談でしたと…。

勝平:いやいや、余談じゃないよ。(笑)

勝平:最初に脚本読んだ時の感想とか、率直な印象を教えて下さい。

中井:そうですね。
『ONE PIECE』という長く重みのあるストーリーからちょっと離れて、さまざまな人に広く楽しんでいただける感じの作品ですね。いい意味の軽さがある映画だなと思いました。

勝平:今回、ゾロは敵のテゾーロに捕まっちゃうんですよね。

中井:2年のときを経て、みんな強くなりましたよね。その強さをいかにうまく封じ込めるかということでもありますよね。

勝平:そうそう。封じ込めておいて、最後にどんと解放させるという。だから、解き放たれてからのゾロが異様にかっこいい!

中井:ゾロって自分が優勢な時にはそんなに挑発的なことを言わないんですけど、映画では結構言ってるんですよ。テゾーロに対しても、ダイスに対しても。だから、「あ~ゾロなりにフラストレーション溜まってるんだな」と思いました。(笑)

勝平:わしもウソップとして動けないゾロを傷めつけるテゾーロ見て、「これ、あとが怖いぞー。お前そんなことしたら後知らねえぞ」とヒヤヒヤしました。

中井:ゾロの「希望が絶望に変わった瞬間は?」というセリフが非常に気持ちよかったです。完全に悪役のセリフですけど。(笑)

勝平:その手のセリフって悪役からしか聞いたことないよ。ゾロラスボス説がまた濃厚になっちゃった。(笑)
今回カジノが舞台ですけど、やってみたいアトラクションってありましたか?

中井:うーん、お互いの空気を読まなきゃいけない対人のゲームは絶対無理ですね。
でも、カメ車のレースは楽しそうかな。このカメ車のディテールもそうですけど、『FILM GOLD』は細部に至るまで派手ですよね。オープニングの賑々しさもぜひ見て欲しいです。

勝平:オープニングシーンはきっとかっこいいと思ってもらえますよね。映画全体の雰囲気をすごく表していると思います。

中井:ドレスローザ編が結構重い話で、ワイワイする雰囲気でもないというか…
だから今回の映画を見て、こいつら基本的にかっこよくて、楽しくて、面白いやつだったんだということを思い出してほしいですね。

勝平:この映画で、麦わらの一味の本来のスタイルを感じてほしいですね。基本、愉快な仲間たちだから。(笑)

中井:そうなんですよ。ゾロが捕まって大変だってなった直後に飯食ってましたよね。
「おいっ」と思いながらも、麦わらの一味らしいなと思いました。

勝平:もちろん助けに行くんだけど、ルフィがお腹空いたって言うから。(笑)
今回、衣装も何パターンかありましたけど、どれが一番好きでした?

中井:今回のカジノ服は、ハリウッドスターっぽくていいですよね。

中井:これ隣のサンジ絶対ナミさん見てますね。

勝平:グラサンで隠しているけど、確実にナミの“胸”を見ているね。

勝平:衣装もだけど、今回ゲストキャラも豪華ですよね。一番気になるのは誰ですか?

中井:ダイスですね。ゾロとの絡みがあるのと、怪力でマゾという設定だったので誰が演じられるのか気になっていました。まさがケンドーコバヤシさんになるとは…。

勝平:ぴったりと言っていいんでしょうか。(笑)
最後になりますが、映画への意気込みを聞かせてください。

中井:個人的に公開前のお祭り騒ぎ的な雰囲気が好きなんですよ。今回の映画はそんな雰囲気にふさわしい賑やかな映画になってると思いますので、ぜひ観てほしいと思います。僕としては録るものは録ったので、一観客として一緒に盛り上がっていきたいなと思います。

勝平:さすが中井くん、素敵なコメントありがとうございます。わしもそう思います! みんなで盛り上がっていこうぜ☆

中井さん、勝平さん、ありがとうございました!
7月23日(土)公開の映画「ONE PIECE FILM GOLD」と、「ウソップの、これはホントだ! GOLD」をぜひよろしくお願いします!!

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