第58回:『ますます変だわ』

漫画

鬼に金棒

さて今週はカイドウのデザインの由来の話をしよう!尾田先生は、SBSなどでまだはっきり書いてませんが、824話を読めばほぼ決定ではないかと。彼のデザインの元は日本の〝鬼〟でしょう。最初のヒントが出たのは793話。

彼のアジトに鬼ヶ島を連想させるような角っぽい突起物が見えていた。今回、やっとそのアジトを遠くから見ることができ、思ったとおりやっぱり角の形だったことが確定!

そういえば、彼の部下達プレジャーズ&ギフターズも角付きのヘルメットまたは頭から2本の黒い角が生えてる様に見えた。関係ないけど尾田先生って角フェチだね。70巻の作者コメントで牛の〝ツノ〟のカッコよさについて語っていて、イラストは頭から大きな角が生えてる三船敏郎さん風の男性。

それより前に647話のジャンプ巻末コメントでも尾田先生は千葉県にあるマザー牧場を訪ねた時〝スンゲーカッコいい牛がいたー〟と書いてあった。それは恐らく上の70巻の絵、そしてカイドウの角にそっくりなスコティッシュ ハイランド キャトルのことでしょうかね。角に注目すると70巻の絵の男性(三船さん?)とカイドウの角は確かに似ている。

最後にですね、カイドウが部下の二人をぶっ飛ばした武器はなんと金棒!

カイドウの強さ&恐ろしさには限界があるのかな?でも、それよりカイドウはどこであのシャツをゲットしたか知りた~い!

カイドウってなかなかオシャレだわ☆

サンジのお気に入りのライター

おっと!サンジは今もS.T.デュポンのスリーピング・マーメイドのライターを愛用してる。

原作ではパンクハザードぶりの出番だっけ?実物は147万円もする高級品らしいけどサンジはどうやって入手したのかな?w

週刊少年ジャンプ 21・22合併号 第824話
ONE PIECE 79巻(第793話)


『ますます変だわ』

わー!ヴィンスモーク家をはじめ、いくつか気になる出来事がいっぱいでどんどん想像が膨らむ一話だったな!でもせっかくの四皇編というわけなので、カイドウに引き続き次も同じく四皇、ビッグマムについて考察してみようぜ!


四皇のビッグマム!

彼女が初登場した651話からずっと『ONE PIECE』ファンのみんなは〝ママ〟のデザインが、不思議の国のアリスのハートの女王&赤の女王に基づいてるのでは、と期待していた。彼女の独特なクルー、アジトのホール・ケーキ・アイランドのデザイン、あのメルヘンな海賊船、そして例の〝ティーパーティー〟を考えると、確かにあの二人が思い浮かぶな~。けれどまだ納得いかないって人もいるって?そんな方にはとどめにこれでどうでしょう?、ルフィ達と一緒に乗ってるのは〝白ウサギ〟だぞ!

代用ウミガメに基づいたペコムズ、ハンプティ・ダンプティにそっくりなタマゴ男爵、そして今回出たハートの形を背負ってる兵隊達もまるでアリスの世界から出て来たみたいだ。

こんな連中の船長が能力者であれば、そもそもなんて不思議な力を持ってるんだろう?この回にはもしかして大きなヒントが??・・・あった!さぁ~!姿見鏡を通りたいみんな、こちらの一コマをどうぞ!

ん?扉?そう!この歌ってる扉!これもアリスっぽい!そして扉が嬉しそうに歌ってるのは?『ド~ア~♪』。生きてるはずのない木材が自分の役割を歌ってる!あれにそっくりだー!

口の中が木材でできてるビッグマムの海賊船の船首!

初登場をこのコラムで取り上げた時もあの模様が気になってたけど、やっぱり意味があるのかな?さて、ビッグマム海賊団のどこかに〝木材〟に関わる何かはあったっけ?

なんと!海賊旗に植木が描いてある!

どうかな?ビッグマムも能力者だとすれば、彼女の海賊旗には能力のヒントが隠れている*かも知れない*。ならば、ビッグマムの手によってこの通常生きるはずがない木材も生き物になったってことなのかな?海賊旗を再度注意深く見てみると、植木以外に不思議な模様が描いてあるね。植木以外の物質を表しているのかも。初めてビッグマムと出会った時を思い返すと、たしかに彼女は誰かを生きたまま食ってしまった。それは〝誰か〟じゃなくて〝何か〟だったとかあり得るかな?ますます変だわ!

週刊少年ジャンプ 20号 第823話
週刊少年ジャンプ 23号 第825話
ONE PIECE 66巻(第651話)


アニメ

グラディエーター

〝能力や技じゃない。その場にいる者達を次々に自分の味方につける〟頂上戦争でミホークが言った言葉。『ONE PIECE』を読んでいると何度もこのセリフが思い浮かぶ。ドレスローザでもまたこのルフィが持つ不思議な力を発揮した。過去のシリーズでもシェルズタウンの女の子と田舎の海軍支部海兵達の心を通わせることにはじまり、今では国中の国民達の一人ひとりの心が一つに繋がるまでに発展してる。なのに彼は〝ヒーロー〟じゃない。まぁ、そう思ってるのは彼だけかも知れない。いつだってルフィの目標にはヒーローが言う〝正義〟なんて一切関係ない。でも彼の行動は〝偶然にも平和や自由を呼ぶ仲間の為の戦い〟。読者から見るといくら〝肉を食いてェ〟と言ったとしても、彼がヒーローに見えちゃっても仕方ないよね!w

しかし不思議なことにドレスローザの国民達はこの違いを理解してる!ギャッツの言葉が諦めモードの国民達の心に響き、彼らが大声で声援した相手は〝ルフィ〟じゃなくてコロシアムのチャンピオン、〝ルーシー〟だった。海賊としてじゃなくて、形のないみんなの心を繋ぐ〝信念〟になった。

さらにスゴイと思ったのは〝ルーシー〟はルフィ一人じゃなくて、サボでもある。ドレスローザの国民達はこの事実に気付いていないかも知れないけど、ルフィとルーシーを使い分けることによっていわゆる〝ルーシー〟というチャンピオンがさらに伝説的な存在になった。今後も『ONE PIECE』を読み続けるたびミホークの言葉が何度も思い浮かぶことだろう。

TV ANIME #732
ONE PIECE 57巻(第561話)


闇の夢を超える男のBGM

〝大猿王銃(キングコングガン)〟でルフィがミンゴを倒す時のBGMに聞き覚えはあるかな?

この印象的な曲は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』のオリジナルサウンドトラックから『最後の戦い~渾身の巨人の雷斧~』だ。名前の通りルフィが、ギガント・トールアックスの技でシキを倒したシーンで流れた。勝手な受け取り方かもしれないけど、目を閉じてこの曲を聴くだけでルフィの素直な夢と信念の強さが、腐った心を持つ相手の闇の夢を超えていくイメージが頭の中に浮かんでくる。

これ程、強いラスボスを倒すシーンに相応しい一曲はない!

TV ANIME #733

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