第57回：アラバスタの国旗？

こちらでカン十郎の筆がコマからはみ出てることに気付いた？漫画ではこのテクニックは、いわゆる〝第四の壁を壊す〟ための、コミカルなニュアンスを表現する時に使われるけど、ここではカン十郎の〝動き〟を無意識的に読者に表している。普段はスムーズな動きを表すのに複数のコマ、スピード線や集中線で表現されてるけど、この細かい演出によってカン十郎の筆の動きがとても滑らかに感じる。この絵の描き方はとても極自然な感じがするから、初めて気づけたのは８２２話を３回目に読んだ時だった！

５９８話でナミがウソップにお願いがあると言った後「新しい技術を手に入れたわけだけど・・・」の〝だけど〟の後はやはり「まだ少し使いづらいから〝魔法の天候棒（ソーサリー・クリマ・タクト）〟を改造して欲しい」みたいなことを言ったんじゃないかな～と予想してたら、やっぱそうだった！ウソップ＆フランキーのコラボ作品！これはなかなか期待していい感じがするぞ～！

ところで西遊記の孫空悟の如意棒みたいだね！このコマでお猿のミンクがビックリしてるからさらに如意棒みたいだね！

ん？コブラ王の船の帆に描かれたこのマークは何？

実は２１７話にも出て来たことがあって、これはアラバスタの国旗のマークだと思う。イガラムが振り回した扇子は日本の日の丸シンボルと同じように扱われているからこれは砂漠の環境を表す太陽のマークでしょう。

そしてここでまた尾田先生のめちゃくちゃ面白い演出に気付いた！８２３話の国民達のモブシーンで見える限り少なくとも５人が国旗を誇らしく振っている。

このシーンを２１７話のモブシーンと比べてみ！ほら、一人も国旗を振ってない。

２年前は人工災害（ダンスパウダーの件）と内戦によって国民の心が痛んで、〝国の誇り〟をすっかり失っていただろう。その日から少しずつ復興し続けて、コブラ王とビビのおかげで再び国に対する誇りが溢れた国民達が砂漠の砂の数だけいる！
ところで・・・この太陽のマークは光月一家の家紋にもあるのは偶然かね？

アニメのカラーに感謝してます！これでカン十郎は少なくとも武装色の覇気が使えるってことが確定された！

彼の筆がはっきり見えなかったこのシーンはアニメ版で間違いなく、筆に武装色を入れてると分かった。これまでは、彼の筆はブルックの杖みたくギミック付きで刀を抜いたり出来るかと思ってたけど武装色を使えるならそのまま武器としても使えるね！まぁ、まだ分からないけどね～

ワオー！ヴィオラとドフラミンゴの戦いは熱かったなー！原作では結構飛ばされていた戦いだったからアニメで見れてよかった、しかも彼女はギロギロの実の技まで使ってたしね！

それにナイフを使って戦うヴィオラの身のこなし方、その姿はまるでダンスをしているようだ。

そうだ、まさしくダンスが有名なドレスローザのヴィオラだね！