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劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』地上波初放送記念!宮元宏彰監督&櫻田博之プロデューサースペシャルインタビュー(前編)

2018/05/18

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劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』宮元宏彰監督と櫻田博之プロデューサーのスペシャルインタビュー前編!

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公開から約2年!大ヒットを記録した劇場アニメ最新作『ONE PIECE FILM GOLD』が、ついに5月19日(土)21:00~全国フジテレビ系『土曜プレミアム』にて放送されます。地上波初放送を目前に控え、今作の監督・宮元宏彰さん(写真右)とプロデューサー・櫻田博之さん(写真左)にあらためて制作当時の思い出や、作品の見どころを伺います!前編では、オープニング制作に関する裏話をお話いただきました。

何度見ても面白い!あらためてチェックすべき見どころと制作時の思い出を語る!!

――劇場での封切りから約2年。世界各国での公開や、DVD化を経て今回の地上波TV初放送を迎えますが、その間の作品の広がり、ファンの感想などをどのように受け止められていますか。

宮元:なるべく多くの人に見てもらいたい…という思いを胸に作った作品なので、それが叶った、たくさんの人に届いたのはうれしいです。あらためてファンの方には、見ていただいてありがとうと言いたいですね。

櫻田:どんな物語にするかで悪戦苦闘した時期もあったんですが…現在のシナリオができあがったとき、尾田さんに「今までで一番面白くなりそうですね」と言っていただけました。この期待にしっかり応えなければ、という思いで身が引き締まりましたが、その分、製作上での苦労はとんでもなかったんです。
だから、劇場でも多くの方に観て楽しんでいただき、その苦労が報われたな、と心底ほっとしたのを思い出します。
今回、こうしてテレビでより多くの方に観て楽しんでいただけれるのは、さらにうれしいですね。

――舞台にカジノを選んだのはなぜですか?

宮元:もともとシンプルなもの、スカッとする内容がいい! というイメージから『GOLD』の物語が生まれました。麦わらの一味9人が役割分担をして、華やかな舞台で莫大なお宝を狙う…といった流れだと、一味のチーム感も表現でき、これまでの劇場版にないアプローチになるのではないかと。
映画的で華やかな舞台って何だろう…と考えたところ、カジノならお目当ての大金や大金庫もあるし、いいじゃないかという話になりまして。そこからテゾーロという敵役も生まれてきました。

――取材のため、ラスベガスにも行かれたそうですね。

宮元:実際に自分の目で見る、雰囲気を体感してみるということが作品作りにとても役立ちました。イメージスケッチも、行く前と後ではこんなに違うんですよ。(といってスケッチを見せてくれる)

――確かに、左の取材後に描かれたスケッチでは華やかさや明るさ、色の数がグンと上がっているように見えます。

宮元:カジノだけじゃなく、エンターテインメントの街・ショーの街でもあることがわかったので、冒頭のシーンもよりショーとしての要素が強いものに発展していきました。最初はテゾーロがふつうの歌手として歌っているところに一味がやってくる…という感じだったのが、ダンスなどを盛り込んだエンタメ性の強い仕上がりに進化していきましたね。

櫻田:やっぱり現地に行ってみると、夜の明るさが会社の近くにある繁華街とは全然違うんです。仕事場で考えているだけじゃダメなんだなと痛感しました。それでラスベカス取材から戻ってきたら、尾田さんから「ラスベガスに近づくのではなく、それを軽く越えるようなものをお願いします」と要請され、また気合いが入るわけなのですが(笑)。

――冒頭10分間に及ぶショーのシーンは、本作品の大きな目玉ですね。

櫻田:自分たちが目にしたインパクトをそのまま伝えるには専門家の力が必要だ…ということで、USJの「ワンピース・プレミアショー」の演出を手がける金谷かほりさんにショーの演出をお願いしました。

宮元:尾田さんも「冒頭が重要だ」ということは繰り返しおっしゃっていたので、オープニングに関しては逃げない! という意気込みで臨みました。ショーの本物感を出したいがため、絵的にかなりムチャな要求もしたんですが、スタッフがそれに応えてくれたおかげで、あの仕上がりが生まれました。

櫻田:実はダンサーの各パートにすべて振付があり、それらをモーションキャプチャーして場面に取り入れているんです。だからよく見ると、遠くの方で踊ってる人にも振付があって、ちゃんと音に合わせて踊ってるんですね。劇場で一度見たことがある人は、テレビ放送のときに、その辺りもチェックしながら見ると新たな驚きがあると思います。

宮元:海外の長編アニメ作品はミュージカルから発展しているので、音楽や踊りとのシンクロがとてもしっかりとしているんです。でも日本のアニメで、しかも冒頭10分間のためにこれだけの取り組みをした作品は、他に類を見ないと思います。世界に通用するものになったのではないかと自負しています。

明日5月19日(土)公開予定の後編では、クライマックスの戦いの裏話や、隠しキャラの全貌も明らかに!?お楽しみに!