その歌声がもたらすのは、永遠の幸せか、無限の牢獄か
2022年、連載25周年に突入した『ONE PIECE』。そのアニバーサリーイヤーに公開された本作は公開2日で157万人を動員、『ONE PIECE』劇場作品の中では過去最高の興行収入を記録しました。
尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、監督は「コードギアス」シリーズを手掛けた谷口悟朗。本作のオリジナルキャラクターであるウタに、ボイスキャスト・名塚佳織、歌唱キャスト・AdoのWキャストを起用。ウタとシャンクスの過去を知る謎の人物・ゴードンを津田健次郎が演じています。
本作では総勢7組の豪華アーティストによるウタの楽曲提供も実現。主題歌を担当した中田ヤスタカをはじめ、Mrs. GREENAPPLE、Vaundy、FAKETYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦 基博が本作に参加し、楽曲はいずれも大ヒット。さらにウタ自身も数々の音楽番組で歌を披露し、アニメキャラクターとしては史上初の出演となった「第73回NHK紅白歌合戦」でのパフォーマンスも大変話題となりました。
<ストーリー>
その歌声は“別次元”と評され、絶大な人気を集める世界の歌姫〝ウタ〟。そんな彼女の初ライブが音楽の島・エレジアで開催される。彼女を一目見ようと世界中から集まるファン達。その中には彼女の歌声を楽しみに訪れた〝麦わらの一味〟の姿もあった――。
世紀の瞬間を待ちのぞむファン、色めき立つ海賊達、目を光らせる海軍。様々な思惑が交錯する中、ついに伝説となるライブが幕を開ける。
会場を越え、世界中へ響き渡るウタの歌声。その歌が世界を虜にする中、ルフィの口から驚愕の事実が明かされる。
『ウタは〝赤髪〟シャンクスの娘』。
「世界を歌で幸せにしたい」とただそれだけを願い、ステージに立つウタ。彼女の過去を知る謎の人物・ゴードン、垣間見えるシャンクスの影……。やがて物語はルフィとウタが出会った12年前のフーシャ村へと遡る――。