漫画
ディテールの楽しさ!
「楽しい気分になる絵を描かなきゃいけないと思ってますね。」
六本木と大阪のワンピース展で披露された『カラーイラスト製作ドキュメント』に出演された尾田先生の言葉ですよ。ワンピースにはいろ~んな楽しみ方があるけど僕が一番好きなところはコマに出て来る細か~い部分だ!読む時に細かいところまで気付きながら読み進めれば、コマとコマの間の話は、読んでる僕達で小さなストーリーを想像し完成させられる!
単純な例でいえば729話で伝電虫を囲んでる“ぐるわら一味”のブルック。ボコボコにされているのに殴られたシーンは描かれていなかった。「えっ?なんで?誰に??」と思いながら前のページを見てみるとブルックがモモの助の頭を押さえてる!「へぇ~!どんなことが起こったんだろう??★」と想像したその瞬間が超楽しい!そういう時はその場面にいるキャラクターの気持ちになって大捜査を始めよう!
ん~、まず705話で、船長の命令しか受けたくないブルックは“将軍”モモの助の命令を断った時から度々モモの助の態度にぶつかっていた。さて、現実におきかえてみると子供はみんな大人達がよく使うスマホやケータイに興味津々。子供のモモの助がいくらワノの国の子でもそういう不思議な道具(ワンピースの世界では生き物だけど!)があったら喋りたくて仕方ないでしょう?そこでおそらくブルックが「大人達の大事な話を邪魔しない!」という様なことを言い出しモモの助がそれに逆らって、結局二人は子供じみた争いをおこして余計通話の邪魔をしてしまい『ガン!』と殴られたと想像できるね。さて、犯人は誰だ?ブルックが反省しているからモモの助ではないね。サンジは拳で人を殴らないだろうからアウト。人質のシーザーではありえないから残りはチョッパーとナミ!右上にできたたんこぶはチョッパーの位置に近い。でもチョッパーはそんな暴力的じゃないし、705話で『スパン!!』とブルックをツッコんだ時にはたんこぶは残ってなかった。ってことはモモの助を抱いているナミが犯人でしょう?因みに、705話でブルックがナミに殴られたけど、その時のたんこぶはもっと大きかった!深刻な話を聞いてたサンジに迷惑をかけたくなかったからちょっと手加減したのかも?★
小さなディテールからこんなに想像が働く!尾田先生の仰る通り漫画は本当に「暇つぶしの王」で楽しいな!
あっ!ってか伝電虫に小さく「MUGI」(むぎ)って書いてある!一体誰が書いたんだろう?また想像力がわいてくるね!
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『ONE PIECE』 71巻(705話)
週刊少年ジャンプ52号 第729話
WOW!!!
キター!!! イングリッシュ・イン・ワンピース! ディアマンテのリアクションに注目!「WOW!!!」って書いてある! アルファベットはよく原作に出て来るお店の看板や洋服に描かれているけど台詞や擬音語で使われることが比較的に珍しくて英語教師として嬉しい♪。
ローマ字の擬音語は第一話にも出たんですよ、しかもワンピース名物の「どーん!」ですよ!今回のディアマンテの「WOW!!!」によって、彼の華やかさがはっきり伝わり、頭の中で彼の声がより想像しやすくなったからTHANK YOU!
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週刊少年ジャンプ52号 第729話
アニメ
洋服・デ・カラー
尾田先生は大きなストーリーがハッピーエンドを迎えた後にワンピースの名場面『宴』を描くのを楽しみにしているそうです。そして読者としての楽しみの一つが、宴シーンでキャラクター達が普段見ない様な洋服を着ているのを見ること。アニメの622回までパンクハザードの宴でむぎわらの一味が着ていた洋服の色はルフィしか明らかになっていなかった!パンクハザード到着時には着替える時間はなかったので錦えもんの能力に頼ったり、茶ひげの部下達から奪ったりしていたけれどやっとサニー号と再会してそれぞれのマイ洋服に着替える時間が出来た様だ!みんなの好みがはっきり分かれているから面白い!
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TV ANIME #622
乾杯の言葉のインパクト!
原作で宴の直前にローが真面目にルフィに敵の動きを報告して、早急に出航することを勧めたらルフィが『そうなのか よし!! 分かった!! 宴だァーっ!!』といきなり騒ぎはじめた。単純でルフィらしかったけどローがかわいそう!完全にルフィに無視されたじゃん!でもアニメ版では上手くアレンジされていてルフィの永遠の単純さと優しさがしっかり出てました!『そうなのかよし!! 分かった!!! 野郎共! もうじき追っ手が来る。だから、急げよ~! 宴だァーっ!!』まで追加されました。よかったね、ロー!ルフィ的にはあれはスゴイ聞いてくれたと思うよ!
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TV ANIME #622