第982話
カイドウの切り札 飛び六胞登場

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鬼ヶ島を目指して海を行く侍達の大船団。その先頭を走るポーラータング号の甲板では、錦えもんを始めとする赤鞘衆が決戦の時を心待ちにしていた。と、トラファルガー・ローが船団の中にサウザンドサニー号の姿がないことに気づく。一足先に鬼ヶ島へ向かったかと驚く錦えもんの横で、傳ジローは一同に鬼ヶ島の手前に聳え立つ鳥居について話し始める。鳥居は難攻不落の要塞となっており、しかも火祭りの夜は普段よりも遥かに多くの兵士が集まっているというのだ。もしその兵士達に討ち入りの連絡が入っていたら、ルフィ達は格好の餌食となってしまう……その時、不安が的中したかのように鳥居の砦から大爆発が起こった。ところが、麦わらの一味は兵士達を圧倒して鳥居の砦を制圧していたのだ。砦を制圧して酒や食料を手に入れた麦わらの一味は、ジンベエを歓迎する宴を始めようとするが、ルフィが突如ジンベエ歓迎の宴の中止を宣言した。驚く一味にルフィは「あいつらとやろう!! 宴も!! 乾杯も!! この戦いに勝って!! 今までで一番でっけェ宴をやろう!!!」と叫ぶ。その頃、ルフィ達が目指す鬼ヶ島では火祭りの宴が盛り上がりを見せていた。息子が挨拶に来ないとカイドウが荒れる一方で、クイーン主催の金色神楽が始まり、百獣海賊団の部下達、オロチ配下の侍達は快哉を叫んでいる。

別室で金色神楽の盛り上がりを耳にしていたオロチは、自身の策により赤鞘達が死亡したと未だに思い込んでおり、もはや恐れるものは何もないと浮かれきっている。そのまた別室では、同じく金色神楽の盛り上がりを耳にする六人の男女の姿。うるティ、ページワン、フーズ・フー、ブラックマリア、X・ドレーク、ササキ……彼らは『飛び六胞』――百獣海賊団の精鋭である真打、その中でも最強と言われる六人だった。カイドウが急用で自分達を招集する、そんな一大事の内容といえば大方決まっていると、六人は鋭い視線を送り合い、辺りに張り詰めた空気が漂うーー。

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脚本

山崎亮

演出

石谷恵

作画監督

涂泳策、斉藤圭太、北崎正浩

美術

黄国威

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