第871話
遂に終結 壮絶カタクリ戦の行方

放送日

互いに渾身の一撃を炸裂させ、ルフィとカタクリの動きが止まった。そうとは知らず、縄を切って逃げ出したブリュレは、自分がいなければルフィはミロワールドから出られないとオーブンたちの元へ向かう。カカオ島では、ルフィを捕えようと巨大な鏡の前にビッグ・マムの子供たちが集結していた。しかし、残り時間が迫る中、いまだカタクリからの連絡はない。一方、密かにプリンと町へ入ったサンジは自分たちの置かれている状況を理解し、ルフィが出てきたら一瞬で脱出しなければ命はないとプリンに別れの挨拶を切り出した。

思えば不思議な出会いだったとサンジに手を差し出され、本心とは真逆の言葉で悪態をつきながらも、プリンもまた、サンジと出会ったときからのことを思い出していた。騙され、命さえ奪おうとした自分を責めず、一緒にケーキを作り、過ごしたことを楽しい時間だったと礼を言われ、本心から謝りたいと思うが素直になれない。だが、偽りだとしてもフィアンセ役が自分でよかったと言われたプリンの目からは堰を切ったように大粒の涙を流れる。そして意を決してサンジに最後にひとつだけお願いがあると、そのそばへ駆け寄った。

ビッグ・マム海賊団の包囲網から、ルフィたちが脱出すればと期待するモルガンズに、そんなことは不可能だ、見せしめのためにルフィたちの処刑を記事にしろとモンドールは言い放つ。そのころ、ビッグ・マムを誘導していたベッジだが、接近されて船の帆に火が回る。ケーキを捨てて逃げようと泣きつくヴィトたちに、死ぬときくらい一緒にいようと告げるベッジ。ヴィトたちはその言葉に感激する。そして、ついに目的地のふんわり島が見えてきた。約束の時間まであと15分、追撃を受けながらもサニー号は合流地点へと急ぐ。

約束した時刻には間に合いそうだが、肝心のルフィがブリュレの能力を使って合流できるのか不安を覚えながら、それでも必ず現れると信じるナミたち。一方、激闘の末、気を失っていたルフィとカタクリ。どうにか先にルフィが立ち上がったが、勝ったと安堵する間なく、目の前のカタクリも立ち上がった。そして、カタクリはいつかビッグ・マムを倒しに来るのかと尋ねる。海賊王になるため、やって来るというルフィの言葉に、ずいぶん先を見ていると言うと、カタクリは倒れてしまう。倒れたカタクリの口元に帽子を置くルフィ。逃げたブリュレはペコムズが捕え、ルフィは一気にカカオ島に乗り込むことになった。

詳細情報

放送日

脚本

中山智博

演出

中島豊

作画監督

新垣重文

美術

齋藤優

オススメコンテンツ