第774話
ゾウ防衛戦 ルフィとズニーシャ!

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ミンク族ごと処刑すべく、執拗にズニーシャの左前足に集中砲火を浴びせるジャック。たまらずバランスを崩したことで大地が揺れ、ゾウの住人たちは大混乱となる。また、一方的に話しかけてくる謎の声に、誰だと問いただしたルフィだが、その声はナミたちには聞こえていない。一方的に声が聞こえてくるとルフィが答えるのを聞いたペドロは、同じことがロジャーとおでんの二人にもあったことを思い出す。そんな時、錦えもんと共にこの場から離れようとしたモモの助の頭の中に、突如ジャックの姿が浮かび上がった。

ジャック率いる5隻の海賊船により、ズニーシャが集中砲火を浴びていると悲痛な声を上げるモモの助。まるで目撃しているかのような説明に、どうしてわかるのかとルフィに尋ねられ、頭の中に流れ込んでくると言いモモの助はただおびえる。イヌアラシはジャックの狙いを見抜き、銃士隊に船を出し応戦するよう命令した。ネコマムシも返り討ちだと息巻き、侠客団を向かわせる。その間にも苦しいと訴える声が聞こえてきた。恐怖におののくモモの助だが、倒れればルフィたちも危ないと言われ、声の主がズニーシャだと気づく。

おどろくルフィたちに、モモの助はズニーシャが大昔に罪を犯し、歩くことしか許されていないと説明する。一方、ジャックたちの船では左前足を負傷により、バランスを崩しそうなズニーシャを見て歓声が上がった。左前足を負傷しながらも必死に持ちこたえるズニーシャは、一度だけ戦う許可が欲しいと悲痛な声で懇願する。どうすればいいのかと迷うモモの助に、ルフィはお前の声なら届くはずだと背中を押した。その言葉に迷いを断ち切り、モモの助は声を振り絞って、ジャックを追い払ってほしいとズニーシャに命令する。

やがて地響きが起こり、再び大地が揺れ動いた。モモの助の許しを得たズニーシャは、先ほどとは打って変わって反撃を開始する。そして、ジャックたちの船目掛け、巨大な鼻を振り下ろすと一撃で船を宙に浮かして沈めてしまう。様子を見ていたバリエテから一部始終の報告を受けたイヌアラシはズニーシャに意思があり、話が通じるとは考えたこともなかったと今回の行動におどろく。一方、ズニーシャとの交信に疲れ果てたのか、モモの助は深い眠りについた。そのころ、カイドウのもとには、ジャックの船の通信が途絶えたと部下からの連絡が入っていた。

詳細情報

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脚本

冨岡淳広

演出

大塚隆史

作画監督

横山健次

美術

白石美穂

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