第650話
ルフィと宿命の剣闘士レベッカ

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チンジャオとの一騎打ちに勝利してCブロックの勝者となったルフィ。すでにABブロックからはバージェス、バルトロメオが決勝戦への出場を決めており、残るはDブロックの試合のみ。しかし、ルフィとチンジャオのバトルでリングは大破したため、試合は一時中断となった。控室に戻ろうとしたルフィを、キャベンディッシュが襲い大騒ぎになる。一方、野次馬たちがルフィのことをバカにするのを聞いたバルトロメオは烈火のごとく怒り、バリアで締め上げるとルフィを海賊王になる男だと、かつて自分が見た光景を語り始めた。

かつてバルトロメオは暗黒街のボスだったが、ローグタウンでルフィが奇跡の生還を果たすのを見て以来、憧れるようになったのだ。キャベンディッシュの無礼に怒りながら、緊張でルフィに話しかけられないバルトロメオ。一方、キャベンディッシュにうんざりのルフィのもとに、チンジャオがやって来た。すでに争う気はなく、頭の錐を元に戻してくれた礼を言おうとしていたのだが、事情を知らないルフィは面倒はごめんだと逃げ出した。見かねたレベッカに助けられ隠れた直後、ルフィは黒ひげ海賊団のバージェスと遭遇する。

バージェスの話す相手が黒ひげだと知って無視できないルフィ。黒ひげはルフィがいることを知ると、エースの名を出し、メラメラの実は自分たちがもらうと挑発した。絶対に渡さないと言い返すルフィ。その後、弁当の売店で試食をしまくるのを見かねたレベッカに弁当をおごってもらい、ようやく獄舎と呼ばれる剣闘士の宿舎へ到着するルフィ。ゲストはほとんど来ることがないと聞き、ルフィはようやく安心して弁当を食べ始めた。しかし、弁当はルフィの分だけで、食べないのかと聞かれたレベッカはお腹が空かないと答える。

突然、檻の中から押さえつけられるルフィ。囚人たちに促され、ルフィに剣を向けたレベッカだが、かわされた挙句、押さえこまれてしまう。自分の負けだと観念するレベッカだが、ルフィは弁当のお礼と、殺意を感じなかったと許した。檻の中には傷つき包帯だらけの囚人たちがいて、みんなドフラミンゴに逆らった罰で、囚人剣闘士として戦わされていた。レベッカもその一人で、百勝すれば解放されるが、生き延びた者はおらず、脱走すれば死刑だという。レベッカはおもちゃの兵隊が自分たちを解放するために戦おうとしていることを明かし、メラメラの実を手に入れ、自分が兵隊を守るのだと涙を浮かべる。

詳細情報

放送日

脚本

米村正二

演出

細田雅弘

作画監督

島貫正弘

美術

白石美穂

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