ロックス・D・ジーベック

ロックス海賊団船長。ゴール・D・ロジャーが海賊王となるよりも前の時代に活躍し、世界最強と呼ばれた海賊団を率いていた伝説の大海賊。野望は‶世界の王〟となることで、テロ組織のように世界政府にも牙をむく危険な野心家。当時のロックスやロックス海賊団を知る数少ない人物の一人、海軍本部 大目付センゴクに「ロジャーにとっても最初にして最強の敵だったかもしれない」と称される男。

ロックス率いる海賊団には〝白ひげ〟エドワード・ニューゲート、〝ビッグ・マム〟シャーロット・リンリン、カイドウといった後の四皇や、‶金獅子〟のシキをはじめとする大海賊が所属していた。しかし38年前、今は無き〝西の海(ウエストブルー)〟「ゴッドバレー」で起きた事件によって海賊団は壊滅する。「ゴッドバレー」で開催された島民と奴隷を標的にした天竜人の〝人間狩り〟、その賞品である宝の数々を求めてロックス達は島に上陸。しかし奴隷解放のために手を組んだ海賊ロジャーと海兵モンキー・D・ガープと交戦し、ロックス海賊団は打ち破られた。「ゴッドバレー事件」、そしてロックス海賊団の存在は語り継がれることなく、歴史の影に消えていったのだった。