玉手箱の爆発により倒壊するホールケーキ城。もはや大惨事は誰にも止められないと思われたが、総料理長シュトロイゼンが、能力で城を本物のホールケーキに変えてしまった。城から放り出されたビッグ・マムも、ゼウスに着地して事なきを得る。そして、ケーキになった城を一口食べると、シュトロイゼンの能力で変化したお菓子は見かけだけで味がないとぼやき、壊されたケーキへ思いを募らせた。いまだ動けないルフィを連れ、どうにかベッジたちと合流を果たしたサンジ。無事に任務を遂行したジェルマは連合軍を離脱する。
なんとか島の北西まで逃げのびたルフィたち。ビッグ・マムが生きていることを聞いたベッジは、総料理長シュトロイゼンによるものだと推測した。そして、謎の存在だが、まともに戦っても強いはずと分析する。シーザーに心臓を返し、ここからは別行動だと言うベッジ。さらに別れを惜しむルフィに、すぐに追手が来るのでナワバリを抜けるまで気を抜くなと忠告した。一方、軍勢を二手に分け、それぞれベッジとルフィの元へ差し向けるよう指示するカタクリ。状況を報告しようとしたスムージーはビッグ・マムの異変に気づく。
ウェディングケーキ食べたさから、食いわずらいの発作を起こしたビッグ・マム。逃亡中のオペラはスムージーに見つかり、ルフィを始末したと家族に嘘をついた責任を取れと迫られる。覚悟を決めたオペラはスムージーに逃げろと言い、ビッグ・マムの前に立ちふさがった。一方、ジャッジたちがいないジェルマ王国に、乗っ取りを目論む別働隊が迫る。ようやく自由を取り戻したシーザーだが、誰からも相手にされず、寂しそうに離れていく。そのころ、モンドールからお茶会の顛末を聞いたニワトリ伯爵はおどろきを隠せなかった。
ヴィンスモーク家暗殺は失敗、さらにビッグ・マム暗殺未遂を引き起こしたのがベッジだと聞いて裏切られたと憤るニワトリ伯爵。ただ、幹部たちもホールケーキ城の爆発に関してはルフィたちに利がないことから犯人は誰かわからずにいた。ペコムズからタイヨウの海賊団が姿を消したと聞き、ジンベエがあらかじめ仲間を逃がしていたことを知る子供たち。またカタクリは、ルフィがビッグ・マムを脅かす存在になると考え、ブリュレに手伝わせ自分が始末することを決めるのだった。やがて、スムージーの逃げろと叫ぶ声が聞こえてくる。その直後、食いわずらいの発作を起こしたビッグ・マムの姿が飛び込んできた!
詳細情報
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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今村隆寛
- 作画監督
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伊藤修一 伊藤公崇
- 美術
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齋藤 優