ルフィたちの好物が詰まった弁当に手を出され、怒りにまかせてボビンを蹴り飛ばし、その場を走り去ったサンジ。騒ぎに気づき、駆け付けた兵たちを眠らせたボビンはサンジへの怒りをあらわにし、自らの手で始末をつけるため後を追った。そのころ、ミロワールドでブルック、サンジ、ルフィたちの居場所を捜し回るも、手がかりすら掴めずにいたナミたちだったが、ようやくブルックの居場所を知っているという鏡を見つける。だが、巨大な鏡に映しだされた場所に血相を変えた。そこはなんと、ビッグ・マムの寝室だったのだ。
ブルックを握り締め、ぐっすりと寝入っているビッグ・マム。熟睡しているブルックを見て、ナミはこんな状況でよく寝られると呆れる。ビッグ・マムを起こさないように、小声でブルックに呼びかけるキャロットだがなかなか起きない。大声を出して起こそうとするブリュレを慌てて押さえつけるが、寝ぼけまなこのビッグ・マムは、部屋の中を飛んでいたハエの仕業だと思い、叩きつぶそうとして部屋を破壊した。そのすさまじさを見せつけられ、みんなは震え上がり、もしも目を覚ましたら、ただではすまないと頭を悩ませる。
城内で見つけたガイコツと台所から持ち出したワカメを使ってブルックの偽物を仕立て上げたナミたち。ブリュレを鏡の中間に置くことでビッグ・マムの寝室へ侵入、隙を見て本物のブルックとすり替える作戦を立てる。物音をたてないように慎重に進んでいくチョッパーだが、くしゃみをしてしまい失敗。続いて侵入したキャロットはビッグ・マムのベッドまで接近するが、巨大な鼻ちょうちんに邪魔され逃げ帰る。次にペドロが名乗り出て、ブルックの回収までを完璧にイメージして挑戦するが、巨体に寝返りされ失敗してしまう。
寝返りをうってビッグ・マムがブルックを手放したその隙を逃さず、寝室に飛び込んだナミはブルックを起こそうとする。しかし、身代わりのガイコツを見たブルックはおどろいて叫び、眠りを邪魔されたビッグ・マムはハエだと思い込み、プロメテウスの火で焼こうとした。しかし、そこを間一髪ジンベエに助け出され、ようやくブルックを奪い返すことに成功する。そのころ、弁当を手にしたサンジは城を後にしていた。一方、サンジを待つと約束した場所を目指すルフィは、空腹で技に力が込められず、カウンターにメッタ打ちにされながらも前に進もうとするが、足蹴にされてその動きを止めてしまう。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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佐藤宏幸
- 作画監督
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高木雅之
- 美術
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吉池隆司