第815話
さよなら プリン涙の決意

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サンジとは結婚はしないと言いながら、ルフィとナミに何かをささやいて去っていくプリン。ルフィは思いがけない言葉に真意をたしかめようとする。そのころ客間ではジャッジが息子たちを前に、プリンはビッグ・マムに対する人質であり、サンジともどもジェルマに連れて行くと言い放っていた。一方、会食を欠席したプリンのため、食事を差し入れようとするサンジ。ルフィとナミが拘束され、ペドロとブルックが暴れていると聞いて動揺するものの、結婚式さえすめばみんな無事に解放されるはずだと自分に言い聞かせていた。

大鍋をひっくり返し、こぼれた熱湯を利用してブリュレの手下たちを感電させ、さらにビッグ・マムへ報告しようとするディーゼルを倒したキャロット。チョッパーもモンスターポイントで巨大化して、二人でブリュレ一味の撃退に成功するのだった。一方、チェス戎兵に続き、魂の叫びの効かない警備兵たちを相手にするブルック。鮮やかな手並みで兵士たちを撃退して、持っていた鍵を奪って使おうとするも、ドアの外にはスムージーが戻ってきていた。さらに宝物の間を目指して、怒りの形相のビッグ・マムが接近していたのだ。

ビッグ・マムが出てきたことにおどろき、ここは自分が抑えると説得するスムージーだが、侵入者への怒りに燃えるビッグ・マムを止められない。力づくでドアを破壊し、中へ押し入ったビッグ・マムは、ブルックを見つけると珍しい生き物だと目を輝かせる。一方、家族たちから離れ、密かに行動していたレイジュだが背後から銃で撃たれてしまう。自分を撃った相手の顔におどろきを隠せないレイジュ。一方、囮となって城内を駆けずり回り、警備兵たちをひきつけるペドロだが、タマゴ男爵の指示で中庭へと追い詰められてしまう。

中庭に追い詰められタマゴ男爵と対峙したペドロ。敵ながらペドロの実力を認めるタマゴ男爵は、あれほど生きることに執着したペドロが何故5年前と同じことをするのかと尋ねた。かつて、ノックス海賊団を率いていたペドロはビッグ・マムによって50年の寿命を奪われており、長くは生きられないと言うと、タマゴ男爵は左目の傷を見せる。ペドロもまた、生きて帰る気がないと言い放ち、同様に左目の傷を見せつけて睨み合う。そのころ、何とかして牢から脱出しようとルフィは躍起になっていた。どんなに暴れようとびくともしなかったが、ある方法を思いついたルフィは限界まで伸ばした腕を自分に捲きつける!

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脚本

米村正二

演出

鈴木裕介

作画監督

北崎正浩

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