第787話
四皇の娘 サンジの婚約者プリン

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危ないところをカフェのオーナー、プリンに救われ、家に招待されたルフィたち。しかし、正体を明かしたことで、サンジの仲間かと聞かれた。プリンがサンジの婚約者だと気づいておどろくナミたち。いったい、どうやってタルトの検問を通過できたのかと矢継早にたずねるプリンだが、やがて混乱のあまりルフィたちにナイフを向け、そのためペドロに抑え込まれてしまう。だがルフィによって解放され、ようやく落ち着きを取り戻したプリンはビッグ・マムが自分の海賊団を強くするため、子供の結婚を利用していると話し始めた。

遠慮がちに兄弟のことをたずねたブルックに、自分がビッグ・マムの35女で、息子46人、娘39人の85人兄弟であり、ママの夫、つまり子供たちの父親は43人、家族だけで総勢129人にいると説明した。血縁まで含めればさらに多く、ビッグ・マム海賊団は文字通り、血縁で構成されているというのだ。サンジの良さをほめるプリンを、わかっていると喜ぶルフィ。しかし、なおも疑いの目を向けるペドロは、協力を約束するプリンに、どう力になるのかと迫る。その問いにプリンは、今ならまだサンジのことを忘れられると告げた。

頬を赤らめながらサンジへの思いを打ち明けるプリン。子供の頃から、政略結婚させられることを理解していたが、それでも結婚相手はどんな人かと夢見ており、婚約者だと紹介されたサンジが優しく、素敵な人だったことを喜んでいた。しかし、サンジから結婚できないと心から詫びられ、仲間のもとへ帰りたいのだと打ち明けられていたのだ。その仲間であるルフィたちが危険を承知で迎えに来たのなら、自分も結婚を後悔している人といるのは辛いのだとプリンは本心を語り、手伝うのがサンジのためだと泣き笑いで告げる。

ルフィたちに兄弟しか知らないという航路を教え、サンジを連れ出し、南西の海岸で落ち合うことを約束するプリン。そして、たとえビッグ・マムに見つかったとしても、実子である自分なら大丈夫だと告げる。ルフィたちの身を心配するプリンの優しさに感激ひとしおのブルック。再会を約束してルフィたちはサニー号へ戻った。しかし、どこにもペコムズの姿はなく、船内を捜索したところ、チョッパーがトイレに『ひきかえせ』とメッセージが残されているのを見つける。ペコムズの身に何があったのか? 緊張が高まる中、ルフィは面白くなってきたと期待に胸を膨らませる。

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脚本

米村正二

演出

所 勝美

作画監督

新垣重文

美術

吉池隆司

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