ウソップの、これはホントだ!


        

「TVアニメホールケーキアイランド編完結記念! 小山茉美さん登場!!」の巻

2019/03/27

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、TVアニメ『ONE PIECE』ホールケーキアイランド編の完結を記念して、ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)役を担当した小山茉美さんにインタビュー。和やかな雰囲気の中、役作りについてなど声優同士だからこその深い内容をお届けします!

★今回のポイント

・意外なキャスティングの裏話とは?
・アニメ本編ではなく、歌の収録から“ビッグ・マム”がスタート!
・小山茉美さんにも訪れた〝食いわずらい〟!?

意外なキャスティングの裏話とは?

勝平:本日は、TVアニメ『ONE PIECE』ホールケーキアイランド編で四皇の一人、ビッグ・マムを演じた小山茉美さんをお迎えしました!

小山:よろしくお願いします。

勝平:ビッグ・マムを演じられた感想や、ホールケーキアイランド編収録中のエピソードについてお伺いしていきたいと思うのですが、最初にこの役に決まったときの感想について教えていただけますか?

小山:わたしね、最初に「ビッグ・マム役を」というお話をいただいたとき思わず言っちゃったんです。「なんで私なの?」って(笑)。それぐらい意外性のあるキャスティングで。大海賊のビッグ・マムはこれまでにやったことのないタイプだったし、私の声質から言ってもらしくない役柄でしょ。そういう意味では、すごいチャレンジで、新しい経験をさせていただきました。

勝平:茉美さんはアラレちゃん(『Dr.スランプ・アラレちゃん』)とかミンキーモモ(『魔法のプリンセス・ミンキーモモ』)とか、かわいい女の子だったり、ヒロインの女の子を演じる機会が多かったですもんね!このコーナーにもよく登場してくれるプロデューサーの櫻田さんによると「他の四皇を演じる声優さんが池田秀一さん(シャンクス)、大塚明夫さん(黒ひげ)、玄田哲章さん(カイドウ)と超大物揃いなので、この人達に負けない存在感がある人にお願いしないと…!」ということで茉美さんになったそうです。

小山:え?それって気の強さで負けてないってこと!?(笑)

勝平:あと、ビッグ・マムにとって重要な存在である、マザー・カルメルを誰にお願いすればいいのか…ということもスタッフの皆さんは頭を悩ませてました。アフレコ収録中、スタジオの隅で櫻田さんたちが「誰にお願いすればいいのか…」と悩んでいるところを見ていて、ワシらも寸前まで知らなかったんですが平野文さんが演じられることになりましたね。

小山:平野文さんも『うる星やつら』のラムちゃん役とかで、第一次声優ブームを支えた方じゃないですか。そういう同世代の方が集まる収録だったから、楽しかったです。

アニメ本編ではなく、歌の収録から“ビッグ・マム”がスタート!

小山:それでね、アニメ本編の収録に入る前に歌の収録があったんですよ。

※TVアニメ第786話『万国! 四皇ビッグ・マム登場』内で流れた『ブラッディ・パーティ』のこと。その歌がこちら!

勝平:歌の収録をやってから、アニメ本編の収録に入るというのも珍しいパターンですよね。

小山:収録を行った場所が、日本を代表するロックスター・矢沢永吉さんのスタジオだったので、わたしもちょっとビッグな気分になったところでスタートしたんですけれど(笑)、それまで、自分の声がビッグ・マムというキャラクターに合うかどうか心配だったんですが…歌の最後にある「ム・ギ・ワ・ラ」というセリフでポンと声を出してみたら、わたしのまるい声でも意外に合うと思って。自分でも「あ、ビッグ・マムだ!彼女の声って、こんな感じでいいんじゃないか」という気がしました。その後本編の収録が進んでいって、「あぁ、これでいいんだ」と、どんどん迷いが消えていくような感じでした。

勝平:ホールケーキアイランド編の終盤(※3月3日放送第875話)でも一曲歌われていますよね。

小山:一番最後の、ウェディングケーキを食べた時の歌ですね。こちらは最初のレコーディング時の探り探りな感じではなく、アドリブを入れたりもしつつ、ビッグ・マム自身で歌えたような気がします。

勝平:本編の収録が始まってからも、ビッグ・マムに対する想いは深まっていきましたか?

小山:そうですね。ビッグ・マムって、子供のまま大きくなっちゃったような人じゃないですか。「この人、子供のまんまなんだな」と思って。自分の欲求に対して無邪気だからこその残酷さもあったりして。特に、回想シーンで子供時代を演じてからはビッグ・マムに対して気持ちが動いていきましたね。(あらゆる人種が暮らせる国を作るという)子供の頃の夢を叶えようとしたまま、大人になっていったんだなということが明らかになって。

勝平:確かに、大食いでなければきっと親に捨てられることもなかったわけですしね。そう考えると、かわいそうな子で、ちょっと切なくなっちゃうんですよねー。悪気のなさ、というか無邪気さゆえの恐さみたいなものが、すごく伝わってきました。

小山:そう言ってもらえるとうれしい!わたしも、悪人を演じているつもりはなかったので。ルフィたちになんで嫌われてるのか、いまだによくわからないの(笑)。

勝平:憎しみや悪気はないけど街を壊していく感じとか、ほとんど怪獣に近い感じですよね。
我々もお茶会をブチ壊してしまって、申し訳ありませんでした…。

一同:(笑)

小山茉美さんにも訪れた〝食いわずらい〟!?

小山:マムにとってはケーキが壊されちゃったり想定外のことが次々と起きたでしょ。役とシンクロしているのか、マムが食いわずらいをしている間にわたしにもどんどん想定外のことが起きてやせていっちゃって。

勝平:我々も、マムがやせていくのにつれて茉美さんまでもやせていくのを見て「役作りがすごい…」と皆驚いていました。

小山:それは役作りとかじゃなくてホントにたまたま。恋わずらいでも食いわずらいでもなく、ダイエット成功~!(笑)

勝平:役作りではなかったんですね…!でも、ビッグ・マムと茉美さんはストーリーが進む中でどんどんシンクロしてると思いました!

ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、TVアニメ『ONE PIECE』ホールケーキアイランド編の完結を記念して、ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)役の小山茉美さんにインタビュー! 特別版ではTVアニメ『ONE PIECE』ならではの、収録現場エピソードを伺っていきます!

『ONE PIECE』収録現場が醸し出す、独特の雰囲気とは!?

勝平:さて! 収録現場でのエピソードについても伺いたいのですが『ONE PIECE』の現場は、入ってみていかがでしたか?

小山:マザー・カルメル役の平野文さん、ゼウス・プロメテウス役の水島裕さんなど同世代の役者さんとご一緒する機会も多かったので、毎週ワクワクしながら通ってました。同窓会みたいで楽しかった!

勝平:ホント、ワシがデビューした当時のスタジオって感じがします。TVアニメ『ONE PIECE』がスタートして20年が経過したおかげで、我々麦わらの一味声優陣も、まぁまぁベテランの域に突入してきたんですが。それよりもさらに上の世代、大ベテランの方がズラリとスタジオにいらっしゃいますから…。

小山:みんな集まって丁々発止を繰り広げるかと思いきや、互いに体をいたわり合いながら収録していました(笑)。長く続けているからなのか、『ONE PIECE』の収録現場って独特の雰囲気がありますよね。休憩時間とかはまあ~ダッラダラしていて「なんて緊張感のない現場だろう」と思うんだけど(笑)本番になると皆さんバチッとスイッチが入るんです。

勝平:これは『ONE PIECE』独特だと思います。若手の人が来たときは「どこでも、こうじゃないよ」とは言ってます(笑)。(ルフィ役の)真弓さんの自由主義が全体に行き届いているというか、まぁやんちゃなスタジオですよね。休憩時間なんて、ほぼお茶会ですし。みんなでクロカンブッシュを作った日もあって、おいしくいただきましたよね。

話は変わりますが、シャーロット家の面々で印象に残っているキャラクターって誰かいらっしゃいますか?

小山:カタクリがスカーフを取ったときは衝撃を受けました。思わず、カタクリを演じている杉田(智和)くんに「あの口、自分で縫ったの…?」って聞いちゃったくらい。プリンちゃんもかわいらしかったです。子供たちもどこかヌケていて、愛されるキャラクターなんじゃないかと思います。

あと、ビッグ・マムだけじゃなくて子供時代のリンリンも演じさせていただいたのですが、あれは楽しかった!わたしの中では新しいキャラを演じるつもりで声を出したのに、まんまアラレちゃんだった(笑)。マムは威厳とか恐さを出さないといけないのでついつい「この野郎…」とか口が悪くなっちゃうんですけど、リンリンのときはそんなこともなく、明るく演じられたので。やっていて一番楽しかったです。

勝平:ホールケーキアイランド編は、ビッグ・マムをはじめピンクをベースにした色彩で、カラフルな感じが楽しかったですよね。
ちなみに、毎回ワシはスタジオのボードにイラストを描くという仕事もあるんですが、マムの帽子を描くのがまた難しいんですよ。アニメーターの皆さんは、ホントにすごいと思います…。
それでは、ホールケーキアイランド編を終えられた感想と、読者へのメッセージをお願いします。

小山:わたしたちマム一族にしてみれば、お茶会と結婚式をブチ壊されていい迷惑だったんですけど(笑)、みなさんに楽しんでいただけてたらうれしいです。ワノ国に出る時は、マムは日本髪にして、ピンクの着物を着せてほしいなー!

勝平:茉美さん、ホールケーキアイランド編のご出演お疲れ様でした!また『ONE PIECE』で再会できる日を楽しみにしています!改めて、今日はありがとうございました!

小山さん、勝平さんありがとうございました!TVアニメ『ONE PIECE』は毎週日曜朝9:30~フジテレビ系列で放送中です!
そして3月31日(日)からは、新章「レヴェリー編」がスタート!4年に1度開催される世界会議(レヴェリー)で、一体何が起こるのか!?こちらもお楽しみに!

山口勝平さんに応援メッセージを送ろう!みんなからの激励や要望を大募集!!

応援メッセージを送る