第187回:五老星の正体

漫画

リリィの謎

第1084話で世界の『ONE PIECE』ファンを一斉に驚かせた人物、アラバスタ王国・女王リリィ。800年前、天竜人になることなく、マリージョアからアラバスタ王国に戻ったと、歴史上考えられていた。しかし、現アラバスタ王国の国王コブラによると、〝空白の100年〟以降、リリィの行方が不明だった。女王が帰還せず、リリィの弟が王座を受け継いだそうだ。

「確かにネフェルタリ家の王だけがここに住まなかったのは事実だが」

五老星が、リリィはマリージョアに住まなかったことを明かした、ここのセリフが気になった。

ひとまず五老星のことは置いといて、尾田っちが読者の関心を引くために、ここであえて事実とは異なるセリフを書くことはないはず。もし“住まなかった”と断言していたのに、あとから実はリリィがマリージョアに残留していた事実が判明したら、読者はビックリするよりも、ウソをつかれた気分になってしまうかもしれない。だから五老星を信用しても・しなくても、“住まなかった”のは事実のはずだ。

とはいえ、その後に続く言葉は全部作り話だと思われる。もしもイムが古代から生き残っている生物であれば、彼らが「大昔の事 知る由もない」と言っている時点でウソだと分かる。

ウソかウソじゃないか、なぜそう判断できるのかと聞かれると、ん~…。

でもでも! 物語の中で意味のあるウソと、そうでないウソの違いは本当にあるよ! 女王リリィが帰国したのか、しなかったのか。読者の関心を集める重要なセリフを、この場面でウソとするのはプラスにもマイナスにもならないし、ごまかさなくていい事実なら、わざわざ登場人物や読者をあざむく意味もないだろうし。
五老星は相手を騙してもなんとも思わないだろうけど、きっと尾田っちはこんなところでウソをつかないはず!

漫画家さんは真実をうまく隠したり、その出し方をひねったりする。そして登場人物を通して読者を〝あとから喜ばせたりビックリさせる為に〟異なる真実(ウソ)を用いることもある!

ということで! “リリィがマリージョアに住まなかった”ことだけは事実だとオレは信じている! しかし! リリィの行方をイムや五老星が分かるのか分からないのかは、怪しすぎる!

リリィ女王の行方や動向は、これからの『ONE PIECE』の大きな謎でしょう!

週刊少年ジャンプ 25号 第1084話
ONE PIECE 14巻(第126話)


五老星の正体

うおおお!!!〝五老星は能力者だった⁉〟の巻!
もしそうだとしたら、どんな能力者なのか、考えてみよう!

まず、それぞれの立っている位置を確認しよう!
左からサターン、金髪、刀じいちゃん、つんひげ、くるひげ(※愛称)。

そしてその立ち位置がずっと一緒だとすると…。

サボの前に現れた黒影は…もしかして五老星⁉
それぞれが誰なのか考えてみた!

A:恐らくサターン聖。エッグヘッドへ向かっているということで、五老星の中で一番早く姿が明らかになるでしょうか。影からすると…動物(ゾオン)系っぽいですね。矢印Dはサターン聖の覚醒を象徴する羽衣っぽい部分なのか、はたまた五老星の一人か、まだ不明。正体は…ん~水牛? ヌー??

B:前のコマでイムっぽい影がサボの炎を食っていたが、こちらのBが姿を変えたイムか、金髪の五老星か、まだ不明。

C:刀じいちゃんっぽい! 羽衣っぽいのもあるね。それに一応人間らしい姿に見えるってことは、覚醒している動物(ゾオン)系 幻獣種?

D:チラッとしか見えてない何かがここにあるけど、それがAやCの体の一部分、金髪の五老星なのか、現在不明だ!

E:つんひげは鶏に見えるけど、「バジリスク」や幻獣系の可能性も全然ある。こちらにも羽衣っぽいのが描かれている。

F:くるひげっぽい! か、カバ? ねね! カバかな⁉
だったら本物の「カバ紳士」じゃん! ペローナ大喜びかな⁉ ペローナの部下にもカバ紳士がいたしね! いやーカバにでっかいひげは似合っているからね!
どんな姿なのか、楽しみっ!

週刊少年ジャンプ 27号第1085話
ONE PIECE 27巻(第251話 扉絵)
ONE PIECE 48巻(第466話)

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