第816話
左眼の因縁 ペドロVSタマゴ男爵

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力を合わせてブリュレたちをやっつけたチョッパーとキャロット。鏡の世界を行き来してサンジを捜すが、どれがホールケーキ城へ繋がる鏡がわからず、気絶したブリュレが目を覚ますまで、手当り次第に鏡を覗いて回る羽目になってしまう。一方、牢から脱出するため、自分の腕を引きちぎろうとするルフィ。ありえないと血相を変えて止めに入ったナミに、このまま死ぬよりマシだと言うと、何度失敗しても止めようとしない。そのころ、銃で撃たれた痛みをこらえながらサンジの元へ向かったレイジュを、プリンが見つけていた。

ビッグ・マムを倒し、“ロード歴史の本文”の写しを手に入れることを決意するブルック。一笑したビッグ・マムだが、本気だと知るとゼウス、プロメテウス、ナポレオンを呼び出した。一方、因縁の相手であるタマゴ男爵と熾烈な戦いを続けるペドロ。かつてペドロは、“ロード歴史の本文”の写しを手にいれようと、仲間のゼポと共にこの島を訪れていたことがあった。しかし、ホールケーキ城へ侵入したペドロたちは『宝物の間』へと追い詰められ、強敵であるタマゴ男爵を倒したものの、ビッグ・マムによって捕えられてしまう。

捕えられたペドロとゼポは、ルーレットを回すことを強要される。そして、100年の寿命を奪われたゼポは寿命を使いきり死んでしまう。だが、その寿命は30年分しかなく、ビッグ・マムはペドロに残り70年分を払えと要求する。ぺコムズの涙ながらの嘆願で10年分減らされるが、タマゴ男爵の左眼を奪った罪として60年分をもらうとビッグ・マムから言い渡された。しかし、ペドロは自らの手で左目をつぶし、これでどのくらい奪われる寿命を減らせるか尋ねる。その行為に感心したビッグ・マムは、奪う寿命を50年にするのだった。

警備兵たちが見守る中、一進一退の攻防を続けるタマゴ男爵とペドロ。敵ながらペドロの実力を認めるタマゴ男爵は、5年前にあれほど生きることに執着したペドロが、何故、また以前と同じようにホールケーキ城へ忍び込んできたのかを尋ねる。ペドロは麦わらの一味は故郷を救った恩人にして、のちに世界を変える存在であり、彼らのために残り少ない寿命をかけることに悔いがないと言い切る。その行為を馬鹿にするタマゴ男爵だったが、ペドロは今はまだそのときではないと言い放つと、タマゴ男爵を一刀両断に切り裂き、中身の黄身と白身をぶちまけさせた。

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脚本

冨岡淳広

演出

細田雅弘

作画監督

小泉 昇

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